「我慢(がまん)」と「辛抱(しんぼう)」

「我慢」「辛抱」

「我慢」と「辛抱」を比較しましょう。

「我慢(がまん)」「辛抱(しんぼう)」

 国語辞典の語釈では次のようになっています。

言葉語釈
我慢感覚的なつらさや生理的欲求などを受け止めて、それによく耐えること。こらえること。
「苦しみを我慢する」「遊びたいのを我慢する」「あいつには我慢できない」
辛抱つらいことや苦しいことをこらえること。我慢。
「僕はずっと辛抱してきた」「もう少しの辛抱だ」「ひもじさを辛抱する」

(明鏡国語辞典 第三版 大修館書店)
共に、じっとこらえるという行為自体は同じですが、違いをひとことで示すと、

  • 我慢:欲求や感情を抑える
  • 辛抱:苦しい状況に耐える

ということになります。

例文で理解

我慢:欲求・感情・痛みなどを「したいけどしない」「つらいけど抑える」
  • トイレを我慢して授業を聞き続けた。
  • ダイエットのため甘いものを我慢している。
  • 痛いのを我慢して試合に出続けた。
  • 欲しいものを我慢して貯金した。
辛抱:苦しい状況や長い時間を「つらいけれど根気よく耐え続ける」
  • つまらない授業を辛抱して授業を聞き続けた。
  • 今は辛抱の時だ。
  • 厳しい練習を辛抱して続けた。
  • 苦しい治療を辛抱して乗り越えた。

時間意識のある「辛抱」

 「もう少しの辛抱だ」は言えても「もう少しの我慢だ」は少し変です。「我慢」はその時点でのもので、あまり時間的なものを意識しない言葉のようです。

「我慢」は終わりを意識しないが、「辛抱」は終わりがあるのを待っている。「来年までの」に続くのは「辛抱」がふつう。一方、感情や生理現象をコントロールする場合は「我慢」がふつう。

まとめ(一目で違いがわかるイラスト)

「我慢」と「辛抱」の違い(女子学生編)

以上です。

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