徒然なるままに…

山陰の旅2020年(四)萩
萩へ来て、いちばん訪れてみたかったのは、長州人としてやや知名度は劣るが玉木文之進という吉田松陰の叔父にあたる人の旧宅である。有名な松下村塾は吉田松陰が作ったものではなく、玉木文之進が始めた。吉田松陰は玉木の松下村塾を引き継いだことになる。

京都大学卒業式式辞から「健全な批判精神を!」
これから皆さんが進まれる道において私は皆さんに、健全な批判的精神、他者への繊細な感性とエンパシー、そして自由で底抜けに明るい楽観主義を備えた、独立した社会人として、力強く羽ばたいていかれることを心から期待します。(平成3年度京都大学卒業式湊長博総長式辞から)

山陰の旅2020年(三)安来から出雲大社、さらに西へ。
出雲大社は2度目である。一度目は確か大学生活の最終年次であった。当時は特に出雲大社を目指したわけでなく、いくつかの名も知らぬ海岸、岬などをめぐりながら、なんとなく、おお、ここがあの有名な出雲大社か?というような訪れ方であったように記憶している。

山陰の旅2020年(二)アイアンロード
2020年1月にNHKで放映された「アイアンロード~知られざる古代の道」の内容を要約したものである。鉄を大量生産することに成功した人類がその技術をどのように使い伝えていったかという壮大な物語である。

山陰の旅 2020年(一)島根県安来へ
2020年新春。中国を拠点にして仕事をするようになって8年。初めて3週間の長期一時帰国をした。どうせなら一人旅でも、ということでとりあえず最初の目的地を鳥取県安来の和鋼博物館と決め宇治市の家から出発した。

民主主義とか、日本人とかに関するとりとめのない話
物事の民主的な解決を図ろうとすると時間がかかる。事実を精査し、細かい状況を把握したうえで更に議論を重ねた上で結論を出さなければならない。それは時間がかかる作業であるし効率的ではない。たぶん民主主義とは本来そういう性質のものなのだろう。

私が中国で働く理由
関西空港。ウイングシャトルを降りて目的の搭乗口へ向かう頃には、周囲の会話はほとんど中国語になる。そこは既に日本ではない。日本で緩んだ気持ちを引き締め、中国的環境に放り込まれる心の準備は関空の搭乗口から始める。

中国と日本、異文化の壁の前で立ち往生しそうなあなたへ
これからの時代、日本語を勉強する中国人はそう増えないかもしれません。しかし、日本語を、日本文化を理解できる中国人の価値はますます高くなっていくでしょう。逆に言えば高くならなければ中日関係の未来は暗いのです。

未来を恐れず過去に執着せず今を生きろ(堀江貴文)
堀江さんが出所後初めて出した本が「ゼロ」(副題:何もない自分にイチを足していく)です。彼の本は多いですが(ほとんどが語り下ろしのような執筆方法のようです)、再生ホリエモンの原点となるものだと思います。以下本書の中でさすがと思うところをご紹介します。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(感想文)
私はこれまで、会社のような、自分と価値観を共有し話の通じる均質化された小さなサークルの中でのみ「人の立場を考えよう」と偉そうに主張していたのではないだろうか。日本より成熟した多様性社会の中で戦う親子の姿に自分の甘さを感じました。