「うらやむ(羨む)」「ねたむ(妬む)」の違い

「うらやむ」「ねたむ」

「うらやむ(羨む)」「ねたむ(妬む)」の違いについて考えましょう。

「うらやむ(羨む)」「ねたむ(妬む)」辞書の語釈

 明鏡国語辞典(第三版)には次のように定義されています。

「うらやむ」「ねたむ」辞書語義

 これによると、「ねたむ」は「うらやむ」に「憎らしい」というマイナスの感情がプラスされた気持ちを指すようです。

「ねたむ」=「うらやむ」+「憎らしい」

感情の方向性の違い

 「妬む(ねたむ)」のは良くない感情。いいなあと思う相手に向かって向上したい気持より、相手を引きずり下ろしたい気持ちがかなり強いときの状態を形容します。
 「羨む(うらやむ)」についてもその語源「うら(心)+病む」であることからも、わかるように、もともとは良くない感情。ただし、「妬む」のような一辺倒な悪意を示すだけでなく、相手の高みに自分も上っていきたいというポジティブな感情を持っている状態を表すこともできます。

うらやむねたむ
羨望
admiration
嫉妬・敵意
jealousy with hostility
相手の良さに向かいたい相手の良さを引きずり下ろしたい

〔参考〕AI作画「うらやむ」と「ねたむ」

「うらやむ」「ねたむ」AI作画

〔参考Ⅱ〕「うらやましい」「ねたましい」

「うらやむ」の形容詞形は「うらやましい」、「ねたむ」の形容詞形は「ねたましい」。このように「ーa shi i」を添加して形容詞化する動詞を、思いついたものだけですが列挙しておきます。そう多くないような気がします。

動詞形容詞
うらやむうらやましい
ねたむねたましい
ほほえむほほえましい
悩む悩ましい
いたむいたましい
疑う疑わしい
喜ぶ喜ばしい

以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました