「バズる」??
最近、テレビやYouTube、SNSなどで、「この動画、バズってるね」「この商品をバズらせたい」という言い方をよく耳にします。日本語を勉強している人の中には、「バズるって、いったい何?」と思う人もいるでしょう。
「バズる」は今では辞書にも載る言葉
「バズる」は、インターネットを中心に使われはじめたた流行語という位置づけでした。しかし現在では国語辞典にも収録されるほど一般化してきました。単なる一時的なネットスラングではなく、現代日本語の一つとして定着しつつある言葉だと言えるでしょう。
ところで「バズ」って何?
ここがおもしろいところです。「バズる」のもとになったのは、英語の buzz です。buzz は、もともとハチなどの虫が飛ぶときの「ブーン」という音を表します。
たくさんの虫が飛んでいると、周囲がブーンブーンと騒がしくなります。そこから buzz には、「人々がざわざわする」「みんながあることについて話す」「話題になる」という意味も生まれました。

「ブーン」から「バズる」まで
| 段階 | イメージ |
|---|---|
| ① buzz | 虫が「ブーン」と音を立てる |
| ② buzz | 人々がざわざわ話す |
| ③ 話題になる | 多くの人の注目が集まる |
| ④ バズる | ネット上で一気に話題になる |
つまり、ブーン → ざわざわ → 話題になる → バズる という流れです。こう考えると、「バズる」という言葉の感覚がかなり分かりやすくなります。
「この界隈がざわついている」と少し似ている
最近は、ネットで「この界隈がざわついている」という言い方もよく見かけます。たとえば、つい先日も新しいiPhoneが発表され、興味のある人たちが一斉に話題にしているとき、「iPhone界隈がざわついている」などと言いますね。
「バズる」と「ざわつく」はもちろん同じ言葉ではありません。しかし、多くの人が一つのことについて話し始めるというイメージには共通するところがあります。もともとの buzz=ブーン、ざわざわ という感覚を知ると、「バズる」という言葉がなぜ生まれたのかも理解しやすくなります。

「バズる」の典型的な使い方
- この動画、昨日からバズっている。
- 彼の投稿が突然バズった。
- この写真、SNSでバズりそう。
- 新商品をSNSでバズらせたい。
「たくさんの『いいね』をもらう」というだけではありません。多くの人に拡散され、話題になるというところがポイントです。
ネット以外でも使われ始めている?
「バズる」は、現在も基本的にはインターネットと非常に結びつきの強い言葉です。しかし最近では、「この新商品、バズらせたいね」のように、少し広く「話題にしたい」「人気を出したい」という感覚で使われることもあります。
ただし、完全に「人気になる」「話題になる」と同じ一般語になった、とまではまだ言いにくいでしょう。今後、さらに意味が広がっていくのかを見るのもおもしろいところです。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| バズる | ネット上で一気に話題になる |
| 語源 | 英語 buzz |
| もとの意味 | 虫などが「ブーン」と音を立てる |
| 意味の流れ | ブーン → ざわざわ → 話題になる → バズる |
| 現在 | ネット中心だが、意味が少し広がりつつある |

「バズる」という言葉だけを見ると、いかにも新しい若者言葉のように感じます。しかし語源をたどると、虫の「ブーン」という音から、人々の「ざわざわ」、そしてインターネット上の大きな話題へとつながっていました。新しい言葉も、意味の流れをたどってみると意外におもしろいものです。
以上です。




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