「界隈」の意味が変わった? 最近よく見る「○○界隈」

「界隈」??

最近、SNSやYouTubeなどで、こんな言い方をよく見かけませんか。

「鉄道オタク界隈で話題になっている」
「美容界隈で人気の商品」
「カフェ界隈で有名なお店」

この「界隈(かいわい)」、もともとは場所を表す言葉でした。

「界隈」イラスト

もともとの「界隈」は「そのあたり」

「界隈」のもともとの意味は、その場所と、その周辺です。

たとえば、
・銀座界隈には古い店も多い。
・駅界隈を散歩する。
・この商店街界隈は、夜になると静かだ。
この「界隈」は、簡単に言えば「そのあたり」「その周辺」という意味です。

最近は「ある分野の人たち」という意味でも使う

 ところが最近は、場所ではなく、ある趣味・分野に関係する人たちを表す「界隈」もよく使われます。

 三省堂国語辞典 第8版にも、「ある分野」や「その分野の人たち」を表す用法が掲載されています。
たとえば、こんな使い方です。

表現だいたいの意味
鉄道界隈鉄道が好きな人たち・鉄道に関係する人たち
声優ファン界隈声優のファンたち
美容界隈美容に関心がある人たち
カフェ界隈カフェ巡りなどを楽しむ人たち
ゲーム界隈ゲームをする人たち・ゲーム関係の人たち
アイドル界隈アイドルやそのファンに関係する世界
筋トレ界隈筋トレをしている人たち
投資界隈投資に関心を持つ人たち
朝活界隈朝早く活動する人たち

いろんな界隈

「人」だけでなく「その世界全体」を表すことも

「○○界隈」は、いつも「人たち」だけを意味するわけではありません。

「最近、ゲーム界隈でこの言葉が流行っている。」

という場合は、「ゲームをする人たちの間で」という意味です。
一方、

「美容界隈では、この商品が注目されている。」

という場合は、「美容に関係する人たちや情報の世界で」という、少し広い意味になります。
 つまり現在の「界隈」は、「その分野の人たち」や「その分野の世界」を、少しゆるくまとめて表す言葉として使われています。

なぜ「界隈」がこんな意味になった?

もともと「界隈」は「ある場所の周辺」という意味でした。

そこから、

ある場所の周辺

ある分野の周辺

その分野に集まる人たち

というように、意味が広がったと考えると分かりやすいでしょう。

まとめ

使い方意味
もともとの意味その場所と周辺銀座界隈
最近よく見る意味ある分野の人たち・その世界鉄道界隈、美容界隈

「界隈」は難しい言葉ではありませんが、最近は使われる範囲がかなり広くなっています。

SNSなどで「○○界隈」を見かけたら、「○○に関係する人たち、○○の世界」という意味で考えると、たいてい理解できます。

以上です。

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