「~は(を)そっちのけで」と「~を尻目に」の違い〔N1文法〕|夢中で放置? 見ながら無視?

「~は(を)そっちのけで」と「~を尻目に」

 「他のことを気にしない」という意味の「~は(を)そっちのけで」「~を尻目に」の違いを比べてみましょう。

結論

「他人を意識する度合い」が違う

~は(を)そっちのけで他人をほとんど意識せず、自分のことに夢中になる

~を尻目に他人を意識した上で、それでも気にしない

・子どもたちは宿題はそっちのけでゲームをしている。

・家族の心配を尻目に、一人で海外へ旅立った。

「そっちのけ」と「尻目に」

まず全体の違い

文法意味他人への意識
~は(を)そっちのけで他を放って夢中になるほとんど意識しない
~を尻目に相手を見ながら気にしない意識している

「~は(を)そっちのけで」

他人より、自分が今やりたいことを優先する

「そっちのけ」は、「放っておく」「後回しにする」という意味です。
つまり、本来やるべきことや気にするべきことを放置して、自分のしたいことに夢中になる様子を表します。

例文

  • 子どもたちは宿題はそっちのけでゲームをしている。
  • 彼は仕事もそっちのけで趣味に熱中している。
  • 試験勉強はそっちのけで旅行の計画を立てている。
  • 食事もそっちのけで漫画を読んでいた。

ここでは「宿題」「仕事」「食事」は放置されているだけで、それらを意識して反発しているわけではありません。

「~を尻目に」

相手の様子を見ているが、それでも気にしない

「尻目」は、「横目でちらっと見る」という意味から来ています。

つまり、周囲の反応や他人の気持ちを認識しているにもかかわらず、それを気にせず行動することを表します。

例文

  • 家族の心配を尻目に、一人で海外へ旅立った。
  • 周囲の反対を尻目に計画を進めた。
  • 友人たちの忠告を尻目に投資を続けた。
  • 先生の注意を尻目に学生たちは話し続けた。

ここでは周囲の存在は見えていることがポイントです。

二つを比べてみよう

「放置」か「無視」か
そっちのけで尻目に
宿題はそっちのけでゲームをする。親の反対を尻目にゲーム会社へ就職した。
宿題を放置している。親の反対を知っているが気にしていない。

まとめ

違いは「他人を意識する度合い」

~は(を)そっちのけで = 他人をほとんど意識せず、自分のことに夢中になる。

~を尻目に = 他人を意識した上で、それでも気にせず行動する。

覚え方は、 「そっちのけ=放置」「尻目に=見ながら無視」 です。

「はそっちのけで」「を尻目に」まとめ

以上です。

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