「~において」と「~における」
「~において」と「~における」は、どちらも場所・時代・分野・状況などを表す硬い表現です。意味はほぼ同じですが、後ろに続く言葉が違います。
「~において」の後ろには述語が続き、「~における」の後ろには名詞が続きます。

基本的な違い
| 表現 | 後ろに続くもの | 簡単な言い換え | 例 |
|---|---|---|---|
| ~において | 述語・文 | ~で | 東京において会議が開かれた。 |
| ~における | 名詞 | ~での | 東京における会議に参加した。 |
「~において」は後ろに述語が続く
「~において」の後ろには、動詞や形容詞などの述語が続きます。「~で」と言い換えられることが多いです。
・この大会は大阪において開催されます。
・現代社会において、インターネットは欠かせない。
・日本文学において、夏目漱石は重要な作家である。
「~において」は、「その場所・時代・分野で、何が起こるか」を述べる表現です。
「~における」は後ろの名詞を説明する
「~における」の後ろには、必ず名詞が続きます。「~での」と言い換えると分かりやすくなります。
・大阪における大会には、多くの選手が参加した。
・現代社会におけるインターネットの役割は大きい。
・日本文学における夏目漱石の位置について研究する。
「~における+名詞」で、「その場所・時代・分野での名詞」という意味になります。
二つの文を比べてみよう
| 表現 | 例文 |
|---|---|
| ~において | 日本において、少子化が進んでいる。 |
| ~における | 日本における少子化は深刻だ。 |
上の二つは、伝えている内容はほぼ同じです。しかし、「において」の後ろでは文が続き、「における」の後ろには「少子化」という名詞が置かれています。
「で」「での」との違い
「~において」と「~における」は、日常会話よりも、ニュース・論文・説明文・公式な発表などでよく使われます。
・東京で会議が開かれた。
・東京において会議が開かれた。
・東京での会議について報告する。
・東京における会議について報告する。
会話では「で・での」、改まった文章では「において・における」がよく使われます。
まとめ
| 形 | 見分け方 |
|---|---|
| 場所・時代・分野+において+述語 | 後ろで文を続ける |
| 場所・時代・分野+における+名詞 | 後ろの名詞を説明する |
「において」は述語へ、「における」は名詞へつなぐ、と覚えましょう。

以上です。




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