「きく(利く・効く)」について

「きく(利く・効く)」

「きく(利く・効く)」の意味・つかい方についてまとめましょう。

「きく(利く・効く)」の全体イメージ

「利く・効く」の「きく」は、“力・働き・影響がうまく及ぶ” というの根本的な意味。
つまり、「効果が出る」「ちゃんと機能する」「役に立つ」「できる」「影響を与える」ときに使います。

Ⅰ.効果が現れる(=効く)

これはいちばん基本的な意味で、「作用や効果が出る」ことを示します。(1)そのものの効果がでる、(2)特性・機能が出現する、に分けます

(1)効果が出る

  • この薬はすぐきく
  • このダイエット方法はあまりきかない
  • エアコンがよくきいている

(2)特性・機能が現れる

  • このスープは塩がきいている
  • スパイスがきいたカレー。
  • レモンの酸味がきいている

Ⅱ.働く(=利く)

そのものの「能力や機能がうまく働く」という意味になります。(1)身体機能、(2)精神機能、(3)機械(の)機能、の三つに分けます

(1)身体機能

  • 彼は右手がきく
  • 年を取って目がきかなくなった
  • 目利き鑑定士

(2)精神機能

  • 彼は気がきく人だ。
  • 緊張して理性がきかなくなった
  • 抑制のきいた演技で評判だ。

(3)機械機能

  • ブレーキがきかない
  • この車は小回りがきく
  • エレベーターのボタンがきかない

Ⅲ.できる(=可能・融通がきく)

「あることが可能である」「融通がきく」という意味になります。

  • このチケットは変更がきく
  • このスマホは修理がきく
  • この仕事は融通がきく

Ⅳ.ものを言う

慣用句的に使う表現です。

  • 陰口をきく。  
  • 彼とはもう口もきかない
  • 役員の口ききで入社した。 

まとめ(AI作画)

きく(利く・効く)(口利きプラス)

例文 日語総合教程第六冊から

  • ある会社に、ひとりの男が入社してきた。社の関係者の口ききとかいう特殊なものでなく、入社試験に合格という平凡な結果によってだった。
    「企業内の聖人」星新一
  • 法律上は支払うことはないのだと突っぱねても、あきらめてくれない。暴力で脅かしても効き目がない。
    「企業内の聖人」星新一

  • さいわい、山陰本線も新幹線もさして暖房が利いていなかったから、われわれは少々寒かったが、カニにはよかった。
    「香住から白兎海岸へ」阿部昭

以上です。

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