「広める」と「広げる」、およびそれぞれの自動詞形「広まる」「広がる」のちがいについて考えましょう。
「キリスト教を広める」「地図を広げる」
日本人の私にとって「広める」「広げる」と聞いて、頭に浮かぶ用例がこれです。

逆、「×キリスト教を広げる」「×地図を広める」とは言えません。
「広める」「広げる」辞書の説
辞書の語釈は以下のようになっています。

〔明鏡国語辞典 第三版 大修館書店〕
①の意味が類似しています。「視野を広める」「視野を広げる」両方言えます。ただ、少し意味するところが異なり、
・視野を広める:あれもこれも、いろんな分野のものを学ぶ
・視野を広げる:同じ方向を見ていても、視野角が大きくなる
・視野を広げる:同じ方向を見ていても、視野角が大きくなる
というニュアンスの違いがあります。
「話を広める」「話を広げる」
「話」や「噂」なども両方使えて、多少意味が異なる例です。

「ひろめる」&「ひろげる」、違いのポイント
・ひろめる:行きわたらせる
・ひろげる:モノの範囲を大きくする
・ひろめる:行きわたらせる
・ひろげる:モノの範囲を大きくする
このあたりが、違いの本質だと考えられます。
「広まる」「広がる」(自動詞)
「広める」「広げる」に対応する自動詞が「広まる」「広がる」で意味も対応関係にあります。
以上です。



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