「~一方で」と「~一方だ」
「~一方で」と「~一方だ」は形がよく似ていますが、意味はかなり違います。
「~一方で」は二つの面を比べる表現、「~一方だ」は一つの方向への変化が続くことを表す表現です。
都会の生活は便利な一方で、ストレスも多い。
物価は上がる一方だ。

「~一方で」=二つの面を比べる。「~一方だ」=変化が一つの方向へ続いていく。
| 表現 | 意味 | イメージ |
|---|---|---|
| ~一方で | 二つの性質・状況を対比する | A ⇔ B |
| ~一方だ | 変化が一つの方向へ続く | A → → → |
①「~一方で」:二つの面を比べる
「~一方で」は、あるものについて二つの異なる面を取り上げて対比するときに使います。
都会の生活は便利な一方で、ストレスも多い。
この仕事は給料が高い一方で、責任も重い。
兄はよく話す一方で、弟はとても無口だ。
「~一方で」は「その反面」「反対に」と考えると分かりやすい表現です。
接続
動詞普通形+一方で
イ形容詞+一方で
ナ形容詞+な/である+一方で
名詞+である+一方で
②「~一方だ」:一方向への変化が続く
「~一方だ」は、ある状態が一つの方向へどんどん変化していくことを表します。
物価は上がる一方だ。
人口は減る一方だ。
彼の日本語は上達する一方だ。
「~一方だ」のポイントは「変化が途中で止まらず、その方向へ進んでいる」ということです。
接続
動詞辞書形+一方だ
「増える・減る・上がる・下がる・悪くなる・広がる」など、変化を表す動詞とよく使われます。
比べてみよう
次の二つを比べると違いがよく分かります。
この町は便利になる一方で、自然が少なくなっている。
→「便利になること」と「自然が減ること」という二つの面を対比しています。
この町は便利になる一方だ。
→「便利になる」という一つの方向への変化が続いていることを表します。
よくある間違い
× 物価は高い一方だ。
○ 物価は上がる一方だ。
「~一方だ」は単に「高い」という状態ではなく、「高くなっていく」「上がっていく」という変化を表すのが基本です。
迷ったら、「AとBを比べている」→「一方で」、「どんどん~になる」→「一方だ」と考えましょう。
まとめ
| 表現 | 覚え方 | 例 |
|---|---|---|
| ~一方で | 二つの面を見る | 便利な一方で、ストレスも多い |
| ~一方だ | 一方向へ進む | 物価は上がる一方だ |

以上です。




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