「~とくると」「~ときたら」「~となると」の違いとは?

「とくると」「ときたら」「となると」

 「~とくると」「~ときたら」「~となると」の違いについて解説します。

「~とくると」「~ときたら」「~となると」一言で

  • ~とくると:ある話題・分野になると
  • ~ときたら:不満や評価を込めて話題にする
  • ~となると:その条件や状況なら

まずはこの3つのキーワードを覚えましょう。以下、個別に説明しましょう。

1. ~とくると:その話題・分野になると

「~とくると」は、「〜の話になると」「〜に関しては」という意味です。

単なる話題提示として使われることもありますが、実際には「ある特定の分野・場面に限ると」という意味で使われることが非常に多い表現です。

例文

  • 夏とくると、やっぱり海だね。
  • 北海道とくると、やはりラーメンが有名だ。
  • 野球とくると、彼は急に熱くなる。

この場合は「その話題になると」という意味です。

分野限定の「とくると」

日本語学習者が見落としやすいのがこちらです。

  • うちの子は遊ぶときは元気だが、勉強とくるとすぐ眠くなる。
  • 英語は得意だが、文法とくると苦手だ。
  • 普段はおとなしいが、お酒とくると人が変わる。

ここでは、

「勉強の場面になると」
「文法の話になると」
「お酒が関わると」  という意味になります。

つまり「とくると」は、

ある対象だけを取り出して、その特徴を述べる表現

としてよく使われます。

2. ~ときたら:不満や評価を込める

「~ときたら」も「〜について言えば」という意味ですが、多くの場合、話し手の感情が含まれます。特に不満、あきれ、驚きなどを表すことが多い表現です。

例文

  • うちの息子ときたら、全然勉強しない。
  • あの店員ときたら、挨拶もしない。
  • 最近の天気ときたら、本当に変だ。
単なる話題提示ではなく、「困ったものだ」「ひどいなあ」という気持ちが感じられます。

「とくると」との違い

比較してみましょう。

  • うちの息子とくると、スポーツが得意だ。
    • 息子について特徴を述べている
  • うちの息子ときたら、全然勉強しない。
    • 息子への不満やあきれが含まれる

「とくると」は対象分野に焦点を当てますが、「ときたら」は話し手の感情に焦点があります。

3. ~となると:その状況なら

「~となると」は、「もしそうなれば」「その状況になると」という意味です。ある条件や前提を置いて、その結果を考えるときに使います。

例文

  • 海外留学となると、お金がかなり必要だ。
  • 結婚となると、責任も大きくなる。
  • プロとなると、簡単にはなれない。

話し手は、ある状況を前提として考えています。

3つを比べてみよう

「勉強」を例にすると違いがよく分かります。

~とくると

  • うちの子は遊ぶときは元気だが、勉強とくるとすぐ眠くなる。→ 勉強という分野・場面に限定した話

~ときたら

  • うちの子ときたら、勉強を全然しない。→ 子どもへの不満やあきれ

~となると

  • 医学部受験となると、かなり勉強しなければならない。→ その条件になれば

覚え方

それぞれのコアイメージは次の通りです。

  • とくると → 分野・場面を限定する
  • ときたら → 感情を込めて評価する
  • となると → 条件を設定して考える

まとめ

「~とくると」「~ときたら」「~となると」は似ていますが、注目点が異なります。

  • 「~とくると」= その話題・分野になると
  • 「~ときたら」= 不満や評価を込めて言うと
  • 「~となると」= その条件や状況なら

「とくると」「ときたら」「となると」表まとめ

以上です。

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