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上のタイトル写真は、城壁の上からみた西安朝市のにぎわい。
シルクロード起点、安定門
7月9日水曜、この旅も4日目。本日午後には、西安から洛陽へ移動予定。
この記事。メモと写真を頼りに、2年近く前の旅の記録を追っている。だが、多くの写真を別のデジカメに記録していたようだ、何かのはずみでそっくり消去してしまった。iPhoneに残った写真を頼りに記憶をたどっているが、写真がない部分はどうしても思い出せない。残念ではある。
あまりバシャバシャ写真を撮るのも顰蹙をかうが、とりあえず記録しておくための写真は、あるに越したことはない。
さて、朝。一昨日、あきらめた永宁门から城壁へ上る。安定門を目指す。約2.5キロ。永宁门、安定門、鐘楼。そしてお世話になった城壁沿いのホテル(★)、位置関係は下の地図のようになる。

西安地図(钟楼,安宁们,安定门)
ホテルの上を通る。泊っている309号室の中が見える。途中城壁に関する博物館もあった。安定門まで2キロ程度。ここがシルクロード起点といわれる。感無量。

西安 安定門
安定門から地下鉄で帰路。11時半ホテル帰。少し休んでシャワー後、チェックアウト。西安北駅に向かう。
洛陽へ
14時46分発上海虹橋行き、車内はことのほかうるさい。ちょっと耐えられないレベル。家族旅行中心なのだろうが、これでは世界中から嫌われる中国人となっても文句は言えない。
彼らはなぜ周囲から快く思われようとしないのか、理解できない。
三门峡駅を抜けると短いトンネルが連続する。凸凹した地形なのか。山陽新幹線に乗ってる気分。起伏がある地形に変わり、やがて平野が広がる。渑池南站、風が強いのか、しばらく風力発電のプロペラが続く。
そうこうしているうちに洛陽が近づく。
地図上では川が二本流れる。山に囲まれた川のある平地である。西安から、時速300キロで1時間20分。400キロということか。けっこう距離があるのだ。
初めての洛陽は雲が低く覆い被さる、どんよりした天気である。地下鉄カードは中国人の持つ身分証ナンバーでしか登録できないようだ。また自販機も現金ものが多い。ちょっと遅れてるか、という印象。外人観光客がすくないということなのかもしれない。地下鉄も1号線、2号線の2本だけ。想像したよりは田舎っぽいで。西安が発達しすぎともいえる。ややギャップを感じる。
地下鉄を降りた第一印象、静かだ。
5時半、洛陽古都漫歩酒店チェックイン。西安と同じ309号室は偶然。ラッキーか。しかしホテルのカウンター含め、人々の対応はいわゆる地方都市のそれ。18時半散歩に出る。雨はあがっている。
第一印象。車が少ない。
道路の幅の割に街が静かである。十字街へ。流線型バス、道路脇の商店の並びは、少し泉州を思い出す雰囲気。朝から歩いているのですでに24000歩、今日の元気は使い果たしている。ややガス欠状態。夕食はホテル近くで済ます。

名物でも何でもないが、なかなかうまかった。老板とおぼしきおじさんが気さくに話しかけてきてくれた。
洛陽、第一夜
旅に出ると、夜寝床で孤独感が深まる。別に南通にいても一人暮らしなので、状況は同じなのだが、旅特有の深い孤独感を感じることはない。
人間とは、たとえ自分のふるさとで、家族と一緒にいても、基本的には孤独なのだ。大げさに言えば一人で生まれて一人で去っていく、その間の孤独を紛らわすのが”慣れた場所”というものなのだろうか。”巣”というやつだ。
”巣”にいれば、敵からの攻撃というリスクを最小化できる。孤独や不安は、単なるリスクであるともいえるかもしれない。
慣れた場所、近くにいる人間が見知った人間であること。それだけで、いいようのない孤独感は消える。そういうことを考えさせてくれる意味もあって、旅はよい。
旅先にいることが、ふだんない感情を呼び覚ましてくれる。
つづきます。



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