「結ぶ」「つなぐ」「くくる」について

「結ぶ」「つなぐ」「くくる」

「結ぶ」「つなぐ」「くくる」の違いについて考えましょう。

「未来いそっぷ」星新一 から

 上級日本語テキスト「日語総合教程第六冊、第6課」からの引用です。

・首にしたりしたら、彼は失意と絶望のあげく、本当に首をくくりかねない。彼の日常の愛社ぶりから、そんなふうにも思えるのだ。
P220第8課「未来いそっぷ」星新一

首をくくる:ひもや縄を首に巻いて締める。首をつる。

違いを一言で表すと

 一言で言うと、「結ぶ」は、離れないように固定する。「つなぐ」は、離れないようにして関係を作る。「くくる」は、モノのまわりに巻いて締め、まとめる。です。

「むすぶ」「つなぐ」「くくる」ひとことで

結ぶ

結ぶ:二つのものをしっかり固定して離れない状態にする
  • 日本のひもを結ぶ
  • 条約を結ぶ。(締結する)
  • 髪をリボンで結ぶ
  • 口を固く結ぶ結ぶ:固く閉じる

つなぐ(繋ぐ)

つなぐ:二つのものを関係づけて連続性を作る
  • 綱で馬を柵につなぐ
  • 瀬戸大橋は本州と四国をつなぐ
  • 関係をつなぐ、関心をつなぐ、…
「つなげる」は東日本に始まった比較的新しい表現。「×手をつなげる」のすべてを置き換えられるわけではないようです。〔明鏡国語辞典第3版から〕

くくる(括る)

くくる:複数のものをひとまとめにして縛る
  • 雑誌をくくってゴミ置き場に持っていく。
  • かっこでくくって一つにまとめる。
  • 腹をくくって審判を待つ。「腹をくくる」:覚悟を決める
  • 簡単に済むだろうと高をくくっていた。「高をくくる」:低評価したいしたことないとみくびる

まとめ

以上まとめます。
語彙ひとことで意味よく使う例
結ぶ固定する二つをしっかり固定して、離れない状態にする靴ひもを結ぶ
契約を結ぶ
(頭の後ろで)鉢巻きを結ぶ
つなぐ関係づける二つを接続して流れ・関係を作る手をつなぐ
道をつなぐ(つなげる)
ネットワークにつなぐ(つなげる)
くくるまとめて縛る複数をひとまとめにして縛る新聞をくくる
首をくくる
髪をくくる

AI作図によるまとめ

「結ぶ」「つなぐ」「くくる」AI作図

以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました