例示表現「~といった」と「~をはじめとして」
「~といった」と「~をはじめとして」は、どちらも例を出して説明するときに使う文法です。
「~といった」はいくつかの例を並べる言い方、「~をはじめとして」は代表的な一つを挙げて、そこから全体へ広げる言い方です。
まずは例文で違いをつかみましょう。
- 京都や奈良といった古い町には、外国人観光客が多い。
- 京都をはじめとして、日本には古い町が多い。

ここがポイント:
「~といった」=いくつかの例を見せる
「~をはじめとして」=代表例を一つ出して、そこから全体へ広げる
「~といった」=いくつかの例を見せる
「~をはじめとして」=代表例を一つ出して、そこから全体へ広げる
「~といった」の意味
「~といった」は、いくつかの具体例を挙げて、そのような種類・グループを示す文法です。
「~など」「~のような」に近い言い方で、複数の例示が中心です。
接続
名詞+といった+名詞
- 京都や奈良といった古い町には、外国人観光客が多い。
- スマホやタブレットといった電子機器は、生活に欠かせない。
- 文法や語彙といった基礎をしっかり勉強することが大切だ。
「~をはじめとして」の意味
「~をはじめとして」は、代表的なものを一つ挙げて、同じグループ全体に話を広げる文法です。
「まずAを出して、ほかにもたくさんある」というイメージです。
接続
名詞+をはじめとして
- 京都をはじめとして、日本には古い町が多い。
- 田中先生をはじめとして、多くの先生方にお世話になった。
- 東京をはじめとして、大都市では家賃が高い。
整理すると
| 項目 | ~といった | ~をはじめとして |
|---|---|---|
| 基本の意味 | いくつかの例を示す | 代表例を一つ挙げて全体へ広げる |
| イメージ | AやBやCなど | まずA、そしてそのほか全体 |
| 視点 | 横に並べて見せる | 中心を一つ出して広げる |
| 例 | 京都や奈良といった古い町 | 京都をはじめとして、日本には古い町が多い |
大切:
「~といった」は“例を並べる”表現、
「~をはじめとして」は“代表を出して全体化する”表現です。
「~といった」は“例を並べる”表現、
「~をはじめとして」は“代表を出して全体化する”表現です。
例文で比べる
① 観光地の話
京都や奈良といった古都は、海外でも人気がある。
→ 京都・奈良など、いくつかの例を並べています。
京都をはじめとして、日本の古都は海外でも人気がある。
→ 京都を代表例として出し、古都全体の話に広げています。
② 人のグループの話
父や母といった家族に支えられてきた。
→ 父、母などを例として挙げています。
父をはじめとして、家族みんなに支えられてきた。
→ 父を代表として出し、家族全体へ広げています。
③ 都市の話
東京や大阪といった大都市では、通勤ラッシュが深刻だ。
→ 東京、大阪など複数の例示です。
東京をはじめとして、大都市では通勤ラッシュが深刻だ。
→ 東京を代表例にして、大都市全体について述べています。
使い分けのコツ
- 具体例をいくつか見せたい → 「~といった」
- 代表例を一つ出して、そこから話を広げたい → 「~をはじめとして」
使い分けのコツ:
「京都や奈良といった」なら例示、
「京都をはじめとして」なら代表例+全体化と覚えると分かりやすいです。
「京都や奈良といった」なら例示、
「京都をはじめとして」なら代表例+全体化と覚えると分かりやすいです。
ポイント
「~といった」は、後ろの名詞を説明する形でよく使われます。
- スマホやパソコンといった機器
- 環境問題や少子高齢化といった課題
「~をはじめとして」は、後ろにその代表例を含む全体が来ます。
- 田中先生をはじめとして、先生方に感謝しています。
- 北海道をはじめとして、北の地域では雪が多いです。
まとめ
- ~といった:いくつかの例を挙げる
- ~をはじめとして:代表例を一つ挙げて、そこから全体へ広げる
どちらも似ていますが、「例を並べる」のか、「代表を出して広げる」のかという違いがあります。この違いを意識して、使いましょう。

以上です。



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