「どうしても・なんとしても・ぜひとも」の違い|譲れない?やり遂げる?強く望む?

「どうしても」「なんとしても」「ぜひとも」キャッチ

「どうしても・なんとしても・ぜひとも」

次の3つ、どれも自然です。
● どうしても日本に行きたい。
● なんとしても日本に行きたい。
● ぜひとも日本に行きたい。 どれも「とても日本に行きたい」という同じ意味に見えますね。でも、実はニュアンスが違います。

どうしても=譲れない・避けられない
なんとしても=やり遂げる
ぜひとも=強く望む
この3つのキーワードを押さえると、違いがすっきり見えてきます。

「どうしても」「なんとしても」「ぜひとも」簡単比較イラスト

「(どうしても・なんとしても・ぜひとも)日本に行きたい」

表現中心の意味ニュアンス
どうしても譲れない・避けられないあきらめられない
なんとしてもやり遂げる方法を尽くして実現する
ぜひとも強く望むぜひ実現してほしい・したい

「どうしても」=譲れない

どうしてもは、気持ちや事情が強く、あきらめることができないときに使います。
● どうしても日本に行きたい。
→ 日本に行くことをあきらめられない。
● どうしても彼に会いたい。
→ 他のことはともかく、彼に会うことだけは譲れない。
また、「避けられない」という意味でも使います。
● 今日はどうしても残業しなければならない。
つまり、「どうしても」の中心にはほかの選択がしにくいという感覚があります。

「なんとしても」=やり遂げる

なんとしてもは、どんな方法を使ってでも実現するという強い意志を表します。
● なんとしても日本に行きたい。
→ お金や時間の問題があっても、方法を考えて実現したい。
● なんとしてもこの試合に勝ちたい。
● なんとしても今年中に完成させる。
「どうしても」が気持ちの強さなら、「なんとしても」は行動する意志の強さが目立ちます。

「ぜひとも」=強く望む

ぜひともは、「ぜひ」をさらに強くした表現で、強い希望や願いを表します。
● ぜひとも日本に行きたい。
→ 日本に行くことを強く希望している。
● ぜひとも一度、京都へお越しください。
● この仕事は、ぜひとも先生にお願いしたいです。
「ぜひとも」は、相手への依頼や勧誘にもよく使われます。

3つを並べると違いがわかる

① どうしても日本に行きたい。
→ あきらめられない。譲れない。
② なんとしても日本に行きたい。
→ 方法を考えてでも実現する。やり遂げたい。
③ ぜひとも日本に行きたい。
→ 日本へ行くことを強く望んでいる。
同じ「行きたい」でも、強調しているところが違います。

入れ替えられる?

多くの場合、文法的には入れ替えることができます。ただし、話し手の気持ちは変わります。たとえば、
● どうしても合格したい。
→ 合格をあきらめられない。
● なんとしても合格したい。
→ できることは全部やって合格したい。
● ぜひとも合格したい。
→ 合格を強く願っている。
ですから、単なる「強い」の違いではありません。気持ちの強さなのか、行動する意志なのか、希望なのかを見ることが大切です。

まとめ

表現一言でイメージ
どうしても譲れない・避けられないあきらめられない
なんとしてもやり遂げる手段を尽くして実現する
ぜひとも強く望む強く希望する

どうしても=譲れない・避けられない
なんとしても=やり遂げる
ぜひとも=強く望む
この3つを覚えておけば、使い分けはかなり簡単になります。

「どうしても」「なんどしても」「ぜひとも」まとめ

以上です。

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