「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」の違い|進行・成長・増大

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」キャッチ

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」は、どれも変化が進んでいく様子を表す言葉です。しかし、変化の見方が少し違います。キーワードは、
どんどん=進行
ぐんぐん=成長
ますます=増大
です。

・工事がどんどん進む。
・子どもがぐんぐん成長する。
・日本語がますます上手になる。

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」簡単比較イラスト

大まかな違い

最初に、三つの違いを大まかに見ておきましょう。

表現中心イメージ特徴例
どんどん進行勢いよく前へ進む仕事がどんどん進む
ぐんぐん成長勢いよく伸びる・上がる背がぐんぐん伸びる
ますます増大程度や傾向がさらに強まるますます元気になる

三つとも「変化」を表しますが、何がどう変わるのかに違いがあります。
次に、個別に見ていきましょう。

「どんどん」は、勢いよく進行する

「どんどん」は、物事が止まらず、勢いよく前へ進んでいくときによく使います。
どんどん=進行
・工事がどんどん進んでいる。
・新しい店がどんどんできている。
・仕事をどんどん片づける。
・質問があれば、どんどん聞いてください。
「どんどん」には、変化が連続して進んでいく勢いがあります。

「どんどん質問してください」のように、変化だけでなく、遠慮せず次々に行うという意味でも使われます。

「ぐんぐん」は、勢いよく成長する

「ぐんぐん」は、人・植物・能力などが目に見えるほど勢いよく伸びる様子を表します。
ぐんぐん=成長
・子どもの背がぐんぐん伸びる。
・植物がぐんぐん育っている。
・日本語の力がぐんぐん伸びている。
・気温がぐんぐん上がった。

「ぐんぐん」は「成長」が中心ですが、気温・売上・成績などが勢いよく上昇する場合にも使えます。つまり、上向きの変化と相性がいい言葉です。

「ますます」は、程度がさらに増大する

「ますます」は、すでにある状態や傾向が、以前よりさらに強くなることを表します。
ますます=増大
・日本語がますます上手になった。
・この町はますます便利になっている。
・彼はますます元気になった。
・問題はますます難しくなった。

「ますます」は、何かが勢いよく動くというより、程度が一段と高くなることに注目した表現です。

三つの違いを同じ「上達」で比べる

似た場面でも、注目するところが変わります。

文ニュアンスキーワード
勉強がどんどん進む学習が勢いよく前へ進む進行
日本語力がぐんぐん伸びる能力が目に見えて伸びる成長
日本語がますます上手になる上手さの程度がさらに高くなる増大

どんどん → 前へ進む
ぐんぐん → 上へ伸びる
ますます → 程度が高まる
です。

置き換えられる場合もある

同じような意味でもニュアンスが重なる場合が多いようです。
・売上がどんどん伸びている。
・売上がぐんぐん伸びている。
・売上がますます伸びている。
どれも使えますが、感じ方は少し違います。

  • どんどん:勢いよく伸び続ける(進行:継続性重視)
  • ぐんぐん:目に見えるほど大きく伸びる(成長:伸びの大きさ重視)
  • ますます:以前よりさらに伸びる(比較増大)

つまり、完全に別の意味ではなく、変化を見る角度が違うのです。

練習問題

次の文には、「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」のどれが最も自然でしょうか。

問題ヒント
春になって、植物が__育っている。成長
工事が__進んでいる。進行
この町は__便利になっている。程度の増大

こたえ)ぐんぐん/どんどん/ますます

まとめ

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」は、どれも変化が進んでいくことを表します。

どんどん=進行
物事が勢いよく前へ進む。
ぐんぐん=成長
人・能力・植物などが勢いよく伸びる。
ますます=増大
程度や傾向が以前よりさらに強くなる。

どんどん → 前へ
ぐんぐん → 上へ
ますます → さらに
と考えると、三つの違いがイメージしやすいでしょう。

「どんどん」「ぐんぐん」「ますます」まとめ

以上です。

 

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