「~てでも」「~までして」〔N2文法〕

「~てでも」「~までして」
極端な例をあげて、強い意志を表す

「~てでも」「~までして(~まで・~てまで)」について学びます。

~てでも

~てでも
 普段はしないような~という手段を使う覚悟で、あることをする。
・娘が家に帰りたくないと言ったら、引きずってでも連れて帰ろう。
・熱があるが大事な会議なので、どんなことをしてでも行かねばならない。
・2倍の金額を支払ってでも、そのコンサートのチケットが欲しい。
極端な手段を表す動詞につきます。後件には、話者の希望・意向を表す文が来ます。

~までして・~てまで・~まで

~までして
~てまで
~まで
 ~という極端な程度のモノコトであっても、あることをする。
・カンニングまでしていい点を取りたかったのですか。
・その遊園地では、皆長時間ならんでまでジェットコースターに乗りたがる。
・いちばんに賛成してくれると思っていた母まで、私の結婚に反対した。
極端で意外性のある例を示す言葉につきます。「~までして・~てまで」は話者が驚いたりあきれたりするような手段・事例を示し、全体として非難・疑問・驚きの気持ちを表します。

まとめ

「~てでも」「~までして」まとめ

問題

練習問題です。1.~3.から適当なものを選びましょう。

(1)(   )までして、有名になりたいという人の気持ちが理解できない。
   1.法律違反     2.法を遵守     3.法を守らず
(2)(   )までそのコンサートに行きたかったんですか。
   1.親に止められて  2.親に嘘をついて   3.親と相談して
(3)借金してまで車を(   )。
   1.買いたい     2.買わなかった    3.買う必要はない
(4)(   )でも医師の資格を取りたい。
   1.10年間勉強して  2.勉強を続けて    3.一生懸命やって
(5)(   )でも明日のサッカーの試合は見るつもりだ。
   1.仕事をしなくて   2.仕事を休んで    3.テレビの前に座って
(6)(   )でもお金を儲けたいと言う人がいる。
   1.他人より頑張って 2.他人に協力してもらって 3.汚い手段を使って
(7)小さい子供を(   )パチンコに行きたかったんですか。
   1.連れてでも      2.連れてなど    3.連れてまで

(1)1.(2)2.(3)3.(4)1.(5)2.(6)3.(7)3.

以上、新完全マスター「文法」日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク社)を参考にまとめました。

 

 

 

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