「と」「ば」「たら」「なら」は条件を示します。
- スマホがあると、何でもできます。
- スマホがあれば、何でもできます。
- スマホがあったら、何でもできます。
- スマホがあるなら、何でもできます。
こんな風に4つとも使える例もありますが。文によっては、使えたり使えなかったりがとても複雑です。
まずは以下の原則を覚えておきましょう。
と → ば → たら → なら、の順に「条件」→「仮定」を示すようになります。
以下の図のようなイメージです。
と:必然 ば:原則 たら:実現 なら:仮定 です。
次の代表的な例文を頭に入れておくのが一番手っ取り早いと思います。
- 蛇口をひねると、水が出る。
- 黙って座れば、ピタリと当たる。
- 着いたら、連絡してね。
- 飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。
そして使える範囲が一番広いのが「たら」です。
「たら」はほぼ万能! 例外は以下↓
「たら」はほとんどすべての条件を示す文で使えます。
迷ったら、「たら」にするのが無難かもしれません。
例外は一つ。
「なら」の用法中、「乗るなら飲むな」、「日本語を勉強するなら南通大学」のように“アドバイスする意味で使う場合の「なら」”はそのまま「たら」には代えられません。
ただその時も「~のだったら」の形に変えればOK。
「乗るんだったら飲むな!」
「日本語を勉強するんだったら南通大学!」で大丈夫です。
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