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大学の門のことなど(中国南通にて)

 2024年秋の珍事  中国の大学では、秋の学期もそろそろ半ばに差し掛かろうかという時期である。かねてより工事中であった、大学の三つの門の付け替え工事がほぼ完了した。 夏休みに入った7月頃から旧門の取り壊しが始まったが、当初はいったい何...
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日本にいちばん近い中国 南通から 2024年秋

日本にいちばん近い中国 南通    上海、寧波というと日本人にも馴染みのある中国大陸の沿岸都市であるが、はて南通はどこにあるかと言われて即イメージできる日本人は少ないかもしれない。中国の地図を大きく見ると東シナ海に出っ張っている頂点の部分...
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みんなが幸せになるために 2022年夏

「世界は一家 人類は皆兄弟」という言葉がある。実はこの言葉を言った人は、なにかと問題のあった人なのである。が、言葉だけを取り出せば、これほど適切に、人類が普遍的に目指すべきものを示している言葉はないのではないかと思う。
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満腹な人と空腹な人は意見がちがう

「腹がいっぱいの人はもう食べ物はいらないと言うだろうし、空腹の人はそれは困る、もっと食べ物をよこせというだろう。あたりまえだ。そんなこと議論しても始まらない。言っておくが、人と人との議論、対立など元をたどればその程度の違いから生まれてきたもんなんだぜ」と上の言葉は言っている。
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山陰の旅2020年(五)下関 赤間神宮

5月に放映されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18回の中では、菅田将暉演じる源義経が壇ノ浦の戦いで「八艘飛び」を演じ、安徳天皇入水を見届けるというシーンがあった。おそらく大河ドラマの中では、別のタイトル中でも繰り返し再現されたシーンの一つではないだろうか。
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中国の日本語教師、社会への小さな窓としてのブログ

ブログ300記事目になる。中国関連の仕事20年、中国での日本語教育歴も10年近くになろうとする筆者であるが、本当の意味での社会とのつながりは、ブログというものを通してしかできていないのではないかという妄想がふと湧き上がった
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山陰の旅2020年(四)萩

萩へ来て、いちばん訪れてみたかったのは、長州人としてやや知名度は劣るが玉木文之進という吉田松陰の叔父にあたる人の旧宅である。有名な松下村塾は吉田松陰が作ったものではなく、玉木文之進が始めた。吉田松陰は玉木の松下村塾を引き継いだことになる。
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京都大学卒業式式辞から「健全な批判精神を!」

これから皆さんが進まれる道において私は皆さんに、健全な批判的精神、他者への繊細な感性とエンパシー、そして自由で底抜けに明るい楽観主義を備えた、独立した社会人として、力強く羽ばたいていかれることを心から期待します。(平成3年度京都大学卒業式湊長博総長式辞から)
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私の転職の話も長~い

常熟理工学院日本語学科卒業。大学院は上海大学日本語MTI翻訳学科。2019年に医薬品分野のコンサルティング会社に就職。医薬品製造所の専門通訳などの仕事をしていました。2021年の年末から転職活動を開始し、今年一月、上海のある日系医療機器関係会社で働き始めました。
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山陰の旅2020年(三)安来から出雲大社、さらに西へ。

出雲大社は2度目である。一度目は確か大学生活の最終年次であった。当時は特に出雲大社を目指したわけでなく、いくつかの名も知らぬ海岸、岬などをめぐりながら、なんとなく、おお、ここがあの有名な出雲大社か?というような訪れ方であったように記憶している。
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