「~にかこつけて」「~にかまけて」「~とあいまって」「~をひかえて」など〔N1文法〕

「~にかこつけて」「~にかまけて」など

「かこつける」→「~にかこつけて」、「かまける」→「~にかまけて」、「あいまつ」→「~とあいまって」、「控える」→「~をひかえて」など、動詞の「て形」がそのまま重要文法形式になっているものを列挙します。

~にかこつけて・~にかまけて・~とあいまって・~をひかえて

・彼は出張にかこつけて、観光地を巡っていた。
・仕事にかまけて、家族と過ごす時がおろそかになった。
・紅葉の美しさと澄んだ空気とあいまって、山の景色は一層すばらしかった。
・試験をひかえて、学生たちは必死に勉強している。
~にかこつけて、など

~を押して・~をかねて・~に即して・~に照らして

・大事な会議だったので体調不良を押して、出席した。
・観光をかねて、京都で学会に参加した。
・現実に即して計画を立てる必要がある。
・過去の事例に照らして、問題を検討する。
~をおして、など

~に則って・~を踏まえて・~を経て

・学校の規則に則って、罰則が決められた。
・過去の失敗を踏まえて、計画を練り直した。
・多くの試練を経て、彼は成長した。
~に則って、など

問題

練習問題です。□内から適当な動詞を選び、適当な形にして〔   〕内に入れてください。(  )内には適当な助詞を入れてください。

おす  ひかえる  経る  踏まえる  即す  照らす  かまける  かねる  かこつける

(1)今後、教育の現場では時代( )〔    〕カリキュラムが検討されていくだろう。
(2)父は足の痛み( )〔    〕今日も工場へ出かけて行った。
(3)夫は仕事( )〔    〕、家事を手伝おうとしない。
(4)山田氏はさまざまな職業( )〔    〕現職に就いている。
(5)今度の日曜日には墓参り( )〔    〕故郷までドライブすることにした。
(6)常識( )〔    〕考えてみれば、彼の言い分が通るはずがない。
(7)散歩( )〔    〕また駅前のパチンコ屋さんに行くんではないでしょうね。
(8)市場調査の結果( )〔    〕環境にやさしい小型車を開発することにした。
(9)帰国を明日( )〔    〕中国生活の思い出が次から次へと心に浮かんできた。

(1)に.即した(2)を.押して(3)に.かまけて(4)を.経て(5)を.かねて(6)に.照らして(7)に.かこつけて(8)を.踏まえて(9)に.ひかえて

 
以上、以上、新完全マスター「文法」日本語能力試験N1(スリーエーネットワーク社)を参考にしました。

 

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