何のために働くのか?
「おまえは何のために働いているんだ?」
これは『わたし、定時で帰ります』というドラマを見た時、自分に聞きたくなった質問だ。給料の為?会社の為?未来の為?いや、以上の考えは全然違う。
俺は自分の為に仕事をするんだ。
「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです。」
これは『わたし、定時で帰ります』で東山結衣が言った一つのセリフだ。東山はソフトウェア会社のディレクターとして、毎日定時で退社し、行きつけの中華料理店である上海飯店でハッピーアワーのビールを飲む生活を送っている。東山が定時退社を続けることができる背景に、社長の灰原忍が残業をせずに済む会社を作ろうとしていることがある。
大学時代の思い出
東山結衣のセリフで、一つのことを思い出した。
大学に在学していた時、ある会社でインターンシップしていた。退社時間になっても、同僚達は席を立たないで仕事を続けた。新米の私は先に帰りたかったけれど、帰りそびれてずっと席で無用な残業をしていた。
新米の私が、先輩達より早く退社したら、変な目で見られるだろう。先に帰ったら、上司に怒られるのではないか。あの時はずっと不安だったのだ。退社時間にちゃんと退社し、出勤時間にしっかり出勤し、時間を無駄にしない。それが道理ではないだろうか?
「私はこれ以上頑張りません、定時で帰ります。」
仕事が終わったら、定時で帰ることはおとがめなしだ。無理して、いらぬ気を使って仕事を続けて、体と心のストレスを発散できなければ健康とは言えない。それなら幸せも感じられないんだ。
もし仕事をして、得はなく、損だらけだったら、仕事をする意味は何だろうか?
死んで花実が咲くものか。昔の労働者は多かれ少なかれ、仕事に命をかけていたんだろう。死ぬまでの貴重な時間の大半を労働に捧げることをいとわない。
これからの仕事観
しかし、今の若者はそう思わない。自分の為に就職をして、好きな仕事をする。職場で嫌なことが起こったら、すぐに辞職する。ドラマの中で、教育担当の佳菜子は新人の咲をきつく叱ってしまい、咲は会社を辞める。そのことには害もあるが、もちろん利もある。

「わたし、定時で帰ります」から
新人がちょっとした困難にも耐えられず、結果的に会社に迷惑をかけてしまうという害。一方では、それは新人が自分の価値と能力を再認識し、辞職した後、自分の能力と価値をしっかり見据え別の仕事を見つけるんだ。それは自分の為に自分の納得した仕事をすることになるのは利と言える。
仕事も自分も大切に!
「会社人間になるな、人生を楽しめ、色んな人と会え、世界を広げろ。そういう積み重ねがいい仕事を作る。」このセリフは新人研修の時に社長の灰原忍が言った。確かに、自分の為に生きる。人生の楽しみを実感する。それで、自分がこの世界にいる意味を理解する。
働き方新時代に、自分がこの社会で生きる意味とは何だろうか。私は今の会社で自分がいる意味を見つけた。
自分はそのままでいいんだ、
誰にどう思われようが無理や無茶はしない。自然にいこう。自分がしっかり地に足がつけ、元気でいる。自分さえしっかりしていれば、きっと色んなことができる。自分を大切に、仕事をちゃんとしよう。
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