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旅の備忘録(8)東京葛飾「山本亭」

2025年夏、二度目の東京へ  一旦帰京、改めて8月20日に東京へ出る。主な目的は授業準備であることは前回と同じである。第4課に渡辺武信氏「住まい方の演出」(1988年中公新書)から「庭」についての部分がある。京都でいくつか庭を回っては見...
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読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅲ

前回(→ こちら)の続き。辻邦生「海の中に母がいる」ラストの部分。これで終わりとなります。  私は朝、甲板で激しい海の風に吹かれながら飲む大カップのコーヒーに満足した。中国人、マレー人、インドネシア人、ヴェトナム人たちの喧騒のなかで、...
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読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅱ

 前回(→ こちら)の続き。辻邦生「海の中に母がいる」第四~第六段。  それでも、船に乗って、海を思いのたけ味わいたいという気持ちは、いっこうに衰えなかった。幸いフランスにゆくことになり、留学生は船に乗るように、という指示があった。マ...
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読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅰ

 中国の日本語学科標準的テキスト「日語総合教程」第五冊 2025年9月秋学期開講。講義進行に合わせてメモとして重要導入事項を整理していきます。   「海の中に母がいる」  辻邦生、『生きて愛するために』から  山好きの血が父方から...
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旅の備忘録(7)両国、鼠小僧治郎吉の墓など

館山を離れる  渡良瀬遊水地からホテルに戻る。当初の旅の予定としてはまだ二泊残っているが、とりあえず、館山で田中正造を追う旅は一段落とする。明日は東京で一泊、憲政記念館で田中正造が演説をしたという初期議会の様子でも見ておこうと思った。 ...
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「~いかんによらず」「~をものともせず」「~をよそに」〔N1文法〕

~とは無関係に。 「~」と無関係であるという言い方としては「~にもかかわらず」を初級で学びましたが、ここでは「~いかんによらず」「~をものともせず」「~をよそに」など、上級の言い方を扱います。 「田中正造」上笙一郎 から  上級日本語...
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「~に越したことはない」「~にほかならない」「~べきだ」「~しかない」〔N2文法〕

いろいろな主張の仕方 「~に越したことはない」「~にほかならない」「~べきだ」「~しかない」「~にすぎない」など、「~と思います」だけではなく、さまざまな意見の言い方、主張の仕方をまとめます。 「田中正造」上笙一郎 から  上級日本語...
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「分(ぶん)」について

「分(ぶん)」のさまざまな意味について整理します。 「なぜ車輪動物がいないのか」本川達雄 から  上級日本語標準テキスト「日語総合教程第五冊」では第6課で取り上げられています。 息子をベビーカーにのっけて押していると(中略)、 舗装し...
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「~ではあるまいか」「~とみえる」「~に違いない」「~にきまっている」〔N2文法〕

推定の程度もいろいろ 「~ではあるまいか」「~とみえる」「~に違いない」「~にきまっている」を比較しましょう。 問題 まずは問題です。(    )内に入れるのに適当なものを選んでください。 1.~3.から適当なものを選びましょう...
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「~を問わず」「~もかまわず」「~はともかく」「~はさておき」〔N2文法〕

「~を問わず」「~にかかわらず、~にかかわりなく」「~もかまわず」「~はともかく(として)」「~はさておき」などの言い方について比較しましょう。 前件に関係なく、または無視して動作を行う表現 問題 まずは問題です。(    )内に入れ...
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