japanese「~始める」と「~出す」の違い 芥川龍之介の短編「蜜柑」は日本語学習のテキストにもよく採用されている、内容も文章も素晴らしい作品です。(大学3年生レベル)この作品の中では「~始める」と「~だす」が、うまく使い分けられています。 2022.04.01japanese
japaneseとりたて助詞すごいぜ! とりたて助詞は必ずなんらかの含意を表します。「王さんが来た」という格助詞を使った文は「王さんが来た」という情報を表すだけですが、「王さんも来た」「王さんだけ来た」「王さんさえ来た」という文なら、どのような含意、つまり文外情報を示しているでしょうか? 2022.03.29japanese
japanese「ことにする」「ことになる」「ようにする」「ようになる」の違い 「今学期の授業はリモートで行うことにした」「今学期の授業はリモートで行うことになった」「窓を開けて、空気が入れ替わるようにした」「窓を開けたら、空気が入れ替わるようになった」を区別しよう。そして、コロナ流行中は家から「出ないようにした」or「出ないことにした」? 2022.03.25japanese
japanese「重い」と「重たい」の違いは? 「重い」と「重たい」はほとんどの場合取り換えがきくようです。しかし語形が違う言葉には必ず意味用法上の違いがあります。これは言葉の公理ともいうべきものです。重い/重たい、眠い/眠たい、煙い/煙たい、の違いとは? 2022.03.23japanese
japanese「やっと」と「ようやく」の違い 「ようやく」が「時間がかかったこと」に力点を置いた意味だとすると、そこから「ようやく」は過程を重視した言い方だということが言えるでしょう。対して「ギリギリ」であることを強く示す「やっと」は結果重視ということがいえるのではないでしょうか。 2022.03.22japanese
essay私の転職の話も長~い 常熟理工学院日本語学科卒業。大学院は上海大学日本語MTI翻訳学科。2019年に医薬品分野のコンサルティング会社に就職。医薬品製造所の専門通訳などの仕事をしていました。2021年の年末から転職活動を開始し、今年一月、上海のある日系医療機器関係会社で働き始めました。 2022.03.19essay
japanese「景色」「風景」「光景」「情景」の違いについて 「景色」「風景」「光景」「情景」の使い分けについて考えてみました。調べているうちに「景色」はもともと古い中国語に「それとなく感じとれる様子」という意味の「気色」という言葉があり、その「気色」が自然を表す「景色(けしき)」と人を表す「気色(きしょく)」に分かれたということを知りました。 2022.03.18japanese
japanese「けっこう」「まあまあ」「なかなか」「そこそこ」「それなり」中間的評価の副詞 いちばん適切な副詞は?・( )なお住まいですね。・社長とゴルフまわるなら( )のレベルでないと失礼だよ。・先輩( )やるじゃないですか。・会社の中では無能な人間も( )の価値はあるのだ。・「試験どうだった?」「( )かな。」 2022.03.16japanese
japanese共感覚的比喩って何? 見たものから音が聞こえる、音を聞いて色が思い浮かぶという風な特殊感覚を「共感覚」といいます。言葉の世界では「明るい声」「甘い香り」「柔らかい音」などが共感覚的表現です。これらも一種の「比喩」なので「共感覚的比喩」などと言うこともあります。 2022.03.13japanese
essay山陰の旅2020年(三)安来から出雲大社、さらに西へ。 出雲大社は2度目である。一度目は確か大学生活の最終年次であった。当時は特に出雲大社を目指したわけでなく、いくつかの名も知らぬ海岸、岬などをめぐりながら、なんとなく、おお、ここがあの有名な出雲大社か?というような訪れ方であったように記憶している。 2022.03.10essay