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否定の接辞「無」「未」「反」(「不」「非」)について

否定の意味を示す接頭辞は「無」「未」「反」「不」「非」があります。本記事では主に「無」「未」「反」について解説します。無「~がない」:無資格、無気力、無線、無常、未「まだ~ない」:未完成、未成年、未来、未遂、反「~に反する」:反社会、反民主主義、反戦、反日。
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「不」と「非」の違い

「不」も「非」も基本的には「~ではない」という意味になりますが、「不」は単純な否定であるのに対し「非」はそれがつくことによって非効率的、非生産的のように「あるべき姿ではない」非人道的、非礼、非武装のように「道理・道徳にあっていない」という意味の語を作る傾向があります。
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柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)

日清戦争に従軍記者として参加した子規は帰国の船内で喀血。その後神戸病院での治療、須磨での療養の後故郷松山へ帰る。旧友夏目漱石のもとで下宿生活を送った後松山を発つ。しかしカリエスの痛みが彼を襲う。再び須磨で保養生活、治癒後奈良に遊ぶ。その時の句が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。
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「小」の意味 大と小のはなし(Ⅱ)

「小」がつく以下の4つの言葉「小正月」「小ぎれい」「小腹が空く」「小一時間」。「小」の意味はそれぞれ少しずつ異なります。それぞれ「小さい~」「(はっきりとは認められないが)その傾向がある」「少し~」「もう少しで単位量(時間)」となります。後半では「小股の切れ上がった女性」という言葉についても考察します。
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「大」の読み方 大と小のはなし(Ⅰ)

大の読み方は「大金庫(ダイキンコ)」では「ダイ」、「大金(タイキン)」では「タイ」、「大金持ち(オオガネモチ)」では「オオ」となります。これらの読み方のルール、例外について勉強しましょう。
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「しかし」「しかしながら」の使い方

「しかし」と「しかしながら」、言葉の成り立ちから言うと「しかありながら」という言い方から「しかしながら」になり、後に「ながら」が省かれ「しかし」になったようです。おもしろいことに「この品物は高い。しかし物が悪い。」「この品物は高い。しかし物が良い。」の両方が成立するのです。
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東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる(石川啄木)

「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」(石川啄木)は中学生のころから大好きな短歌でした。〔現代語訳:東の海の中に小さな島がある。その島の磯の白い砂浜にたたずみ、私は泣きながら蟹とたわむれている〕日本語教師としてこの歌を鑑賞し直すとすると、新たな魅力が発見できます。
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【語源】日本刀由来の日本語

日本刀に由来する言葉を集めました。「太刀打ちできない」「抜き差しならない」「反りが合わない」「元の鞘(さや)に収まる」「切羽(せっぱ)詰まる」「鍔(つば)迫り合い」「鎬(しのぎ)を削る」「目抜き通り」「付け焼刃」などけっこう多いですね。
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外来語の日本語的発音はどのように作られるか?

"pink"のように子音で終わる言葉は、日本人にとっては発音しにくく、ついつい”pinku”のように母音を補ってしまうのです。では、どうして”pinku(ピンク)”であって”pinko”(ピンコ)や”pinki”(ピンキ)ではないのでしょうか?
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「浮かぶ」「浮く」「浮かせる」「浮かす」「浮かべる」の違いは?

「浮かぶ」「浮く」「浮かせる」「浮かす」「浮かべる」の違いについて。「浮かぶ」「浮く」が自動詞、「浮く」が「比重差で上昇する」で「沈む」と対をなしています。これに対し「浮かぶ」は同じ現象を「そのものが(上昇して)目立つこと」に力点が移ります。
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