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「けっこう」多い「けっこう」の意味

日本人が「結構です」と言っても肯定なのか否定なのかわからない、日本的表現の代表のように言われる「けっこう(結構)」。名詞の「けっこう」:もともとのStructureの意味、形容詞の「けっこう」:充足している様子の意味、副詞の「けっこう」:思ったより良いの意味になります。
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「います」「あります」について

「います」(生き物)「あります」(物)で分けられる?兄弟がいます、兄弟がありますはどちらが正しい?タクシーがいる?ある?また存在文とよばれる「~に~が(います・あります)」「~は~に(います・あります)」についても解説します。
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「のぼる」「あがる」「くだる」「おりる」「さがる」について

「坂道をのぼる」⇔「坂道をくだる」、「2階にあがる」⇔「1階におりる」、「気温があがる」⇔「気温がさがる等の対応関係がある。「のぼる」と「あがる」は継続動詞と瞬間動詞の差、「おりる」と「さがる」の違いは起点重視か到達点重視の差。「坂をくだる」と言うのに「階段はおりる」という不思議。
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否定の接辞「無」「未」「反」(「不」「非」)について

否定の意味を示す接頭辞は「無」「未」「反」「不」「非」があります。本記事では主に「無」「未」「反」について解説します。無「~がない」:無資格、無気力、無線、無常、未「まだ~ない」:未完成、未成年、未来、未遂、反「~に反する」:反社会、反民主主義、反戦、反日。
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「不」と「非」の違い

「不」も「非」も基本的には「~ではない」という意味になりますが、「不」は単純な否定であるのに対し「非」はそれがつくことによって非効率的、非生産的のように「あるべき姿ではない」非人道的、非礼、非武装のように「道理・道徳にあっていない」という意味の語を作る傾向があります。
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柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)

日清戦争に従軍記者として参加した子規は帰国の船内で喀血。その後神戸病院での治療、須磨での療養の後故郷松山へ帰る。旧友夏目漱石のもとで下宿生活を送った後松山を発つ。しかしカリエスの痛みが彼を襲う。再び須磨で保養生活、治癒後奈良に遊ぶ。その時の句が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。
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「小」の意味 大と小のはなし(Ⅱ)

「小」がつく以下の4つの言葉「小正月」「小ぎれい」「小腹が空く」「小一時間」。「小」の意味はそれぞれ少しずつ異なります。それぞれ「小さい~」「(はっきりとは認められないが)その傾向がある」「少し~」「もう少しで単位量(時間)」となります。後半では「小股の切れ上がった女性」という言葉についても考察します。
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「大」の読み方 大と小のはなし(Ⅰ)

大の読み方は「大金庫(ダイキンコ)」では「ダイ」、「大金(タイキン)」では「タイ」、「大金持ち(オオガネモチ)」では「オオ」となります。これらの読み方のルール、例外について勉強しましょう。
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「しかし」「しかしながら」の使い方

「しかし」と「しかしながら」、言葉の成り立ちから言うと「しかありながら」という言い方から「しかしながら」になり、後に「ながら」が省かれ「しかし」になったようです。おもしろいことに「この品物は高い。しかし物が悪い。」「この品物は高い。しかし物が良い。」の両方が成立するのです。
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東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる(石川啄木)

「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」(石川啄木)は中学生のころから大好きな短歌でした。〔現代語訳:東の海の中に小さな島がある。その島の磯の白い砂浜にたたずみ、私は泣きながら蟹とたわむれている〕日本語教師としてこの歌を鑑賞し直すとすると、新たな魅力が発見できます。
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