japanese読解「田中正造」上笙一郎Ⅳ 前回( →こちら )の続きです。 そして、鉱山拡大のため山の木を切り過ぎたことも祟って、一八九六年(明治二十九年)の秋、大雨のため渡良瀬川の堤防が切れると、鉱毒で汚れた水は、たちまち沿岸八十八の村々を襲い、目も当てられぬ有様となった... 2025.09.12japanese
japanese読解「田中正造」上笙一郎Ⅲ 前回( → こちら )の続きです。 2 正造が、国会で火のような弁舌をふるって忠告したにもかかわらず、明治政府は、「群馬・栃木の両県の田畑で作物が枯れたりしているのは事実だが、足尾銅山の鉱毒が原因かどうかは分からない。」と言って、... 2025.09.11japanese
japanese読解「田中正造」上笙一郎Ⅱ 前回( → こちら )の続きです。 雨が降ると、捨てた鉱石の滓から毒が染み出て、近くを流れる渡良瀬川は青白く濁り、何万匹もの魚が白い腹を見せて浮き上がる。その近くの畑に植えた作物は、根から腐って枯れてしまう。そして一八八七年(明治二... 2025.09.10japanese
japanese読解「田中正造」上笙一郎Ⅰ 中国の日本語学科標準的テキスト「日語総合教程」第五冊 2025年9月秋学期開講。第2課「田中正造」上笙一郎 に入ります。 1 一八九一年(明治四十三年)の十二月二十五日、日本に国会が開設されて第二回目の議会でのことである。年齢... 2025.09.10japanese
japanese慣用句となった「たとえ」いろいろ〔N1語彙〕 「蜘蛛の子を散らすように」といえば「逃げる」。このように”たとえ”表現がほぼ定型化し慣用句に近くなった表現を集めました。問題形式にしましたので、( )内に入る言葉を考えてみてください。(解答はすぐ下) 感情のたとえ 左から「顔か... 2025.09.08japanese
japanese読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅲ 前回(→ こちら)の続き。辻邦生「海の中に母がいる」ラストの部分。これで終わりとなります。 私は朝、甲板で激しい海の風に吹かれながら飲む大カップのコーヒーに満足した。中国人、マレー人、インドネシア人、ヴェトナム人たちの喧騒のなかで、... 2025.09.05japanese
japanese読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅱ 前回(→ こちら)の続き。辻邦生「海の中に母がいる」第四~第六段。 それでも、船に乗って、海を思いのたけ味わいたいという気持ちは、いっこうに衰えなかった。幸いフランスにゆくことになり、留学生は船に乗るように、という指示があった。マ... 2025.09.04japanese
japanese読解「海の中に母がいる」辻邦生Ⅰ 中国の日本語学科標準的テキスト「日語総合教程」第五冊 2025年9月秋学期開講。講義進行に合わせてメモとして重要導入事項を整理していきます。 「海の中に母がいる」 辻邦生、『生きて愛するために』から 山好きの血が父方から... 2025.09.03japanese
japanese「~いかんによらず」「~をものともせず」「~をよそに」〔N1文法〕 ~とは無関係に。 「~」と無関係であるという言い方としては「~にもかかわらず」を初級で学びましたが、ここでは「~いかんによらず」「~をものともせず」「~をよそに」など、上級の言い方を扱います。 「田中正造」上笙一郎 から 上級日本語... 2025.09.01japanese
japanese「~に越したことはない」「~にほかならない」「~べきだ」「~しかない」〔N2文法〕 いろいろな主張の仕方 「~に越したことはない」「~にほかならない」「~べきだ」「~しかない」「~にすぎない」など、「~と思います」だけではなく、さまざまな意見の言い方、主張の仕方をまとめます。 「田中正造」上笙一郎 から 上級日本語... 2025.08.31japanese