japanese日本を学ぶ(11)京都嵐山にて(前編) 京都については、本書でも今度、何度か取り上げていくが、最初に京都文化の基底に近い部分を紹介したい。私たちはまず、京都盆地の西北の頂点にあたる部分、嵯峨野嵐山からスタートする。都江堰は、秦がまだ中国全土を統一する前、関中の一王国に過ぎなかったころに建設されたものである。秦はこのようにもともと治水土木工事を得意としていた 2025.01.21japanese
japanese日本を学ぶ(10)漢字伝来のころ 魅力的な宇治だが日本文明発祥の大和盆地の北、千年の都京都の南にあるという場所柄、宇治は日本の歴史の中で重要な役割を果たしてきた。今回は、古代日本が大陸から漢字を受け入れてきた経緯を探り、その過程で重要な役割を果たした人物を探っていきたい。 2025.01.19japanese
japanese日本を学ぶ(9)天皇の誕生 神武東征 二ニギのひ孫にあたるイワレビコという神が日向(ひむか)の国を治めていた。おそらく当時の九州は火山活動も活発で、大規模な噴火も頻発。気候変動のたびに食物が不足し、結果、人々の争いの絶えない時代であったろう。「天下を平定するために東へ向かおう」と、イワレビコは日向を出発し、北九州筑紫へ。さらに本州へ渡り、現在の山口県、広島県、岡山県、兵庫県と東進する。 2025.01.18japanese
japanese「おずおず」と「おどおど」の違い 「おずおず」と「おどおど」の違いについて考えましょう。 「おずおず」と「おどおど」 外的威圧に対して、慎重、消極的な態度で行動するのが「おずおず」、不安や恐怖心をもって向かうのが「おどおど」。 「おずおず」=行動に重点... 2025.01.17japanese
japanese「堪能」と「満喫」の違い 「堪能(たんのう)」と「満喫(まんきつ)」の違いについて考えましょう。 「堪能」「満喫」 ともに「十分に満足すること」という意味で、ほぼ100%入れ替えが可能。ただし「満喫」させてくれる対象物は「見てすぐわかるもの」がほとんどで、それに... 2025.01.16japanese
japanese「~ても」と「~のに」について 逆接を表す従属節「~ても」と「~のに」について考えましょう。 「~ても」と「~のに」 仮定的な条件の場合は「~ても」、事実である条件の場合は「~のに」を使います。 財布がなくても、スマホで支払うことが来ます。〔仮定的逆接〕 ... 2025.01.15japanese
japanese日本を学ぶ(8)日本創成Ⅱ 敗者たちの歴史 タケミナカタは諏訪大社の御柱に守られているのか、それとも閉じ込められているのか。出雲大社のオオクニヌシは逆に張られたしめ縄によって社の中から出られなくなったのであろうか。文字のない時代の日本の、永遠に解くことのできない謎である。 2025.01.13japanese
japanese日本を学ぶ(7)日本創成Ⅰ 神話から歴史へ 日本には神社がおよそ8万から9万社あると言われている。数ある神社の中で日本を代表する神社はどこかと問えば、多くの日本人は、おそらく第一に伊勢神社(三重県伊勢市)、第二に出雲大社(島根県出雲市)というだろう。まずは古事記第一巻に記されている日本創世の物語を大まかに解説する。 2025.01.12japanese
japanese日本を学ぶ(6)富士山、桜の奇跡 「伊豆の踊子」は、川端康成が19歳の時、実際に伊豆旅行をした時の体験に基づく小説であると言われている。主人公である20歳の学生は自分の性質が“孤独根性”で歪んでいると反省を重ね、その憂鬱に耐えきれず伊豆の旅に出る。旅の中で出会った旅芸人の一団の中の踊子との接触を通じ、主人公の魂が浄化されていく過程を、美しい文体で描いている。 2025.01.10japanese
japanese日本を学ぶ(5)日本アニメの系譜Ⅱ このシリーズは、2017~2024年にかけて、中国の大学の日本語学科上級生向けに行った「日本国家概況」等の授業教案をまとめたものです。 漫画の神様の登場 現代につながる日本漫画・アニメのパイオニアとなったのは、手塚治虫(1928-19... 2025.01.07japanese