Katsukawa

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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅵ

前回( →こちら )の続きです。  「波の音?波の音がどうしてこんな所まで聞こえるものか」  「そうとも。お前の空耳だ」  けれどもこの時、アイは懐かしさに躍り上がり、髪を振り乱して戸口に駆けていったのです。そうして、カタリと戸を...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅴ

前回( →こちら )の続きです。  林の中の小さな家は、やがて魚の匂いでいっぱいになりました。それにつれて、家の中は米や豆や野菜や果物でいっぱいになりました。魚を食べたいばかりに、人々はとっときの食物を持ってやって来たのでしたから。そ...
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「ようにする」「ようになる」「ようにしている」「ようになっている」

「ようにする」「ようになる」「ようにしている」「ようになっている」の使い方について整理しましょう。 「ことにする」「ことになる」「ことにしている」「ことになっている」  まず、以前に勉強した「ことにする」…、について復習しましょう。 ...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅳ

前回( →こちら )の続きです。  雑木林の向こうに住んでいる隣の家の人々がやって来たのは、それからしばらくあとのことでした。  今ごろ、魚の焼ける匂いがするので、ちょっと寄ってみました。この飢饉に一体どこで魚を手に入れたのが、それ...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅲ

前回( →こちら )の続きです。  その夜、アイは母親からもらった鍋を使って、とびきりおいしい魚の料理を拵えました。鍋の中に、朴の葉を三枚並べて蓋をしてちょっと揺すって、又蓋を開けると―どうでしょう。鍋の中にはカレイが三匹、ちょうどい...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅱ

前回( →こちら )の続きです。  これを聞いてアイの母親は大喜びしました。願ったりかなったりの話だと思ったのです。こうして、それからいくらも経たないうちにアイは、山からやって来た行商の婆さんに連れられて、まだ見たこともない人のところ...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅰ

 中国の日本語学科標準的テキスト「日語総合教程」第五冊 2025年9月秋学期開講。第5課は童話、安房直子氏の「木の葉の魚」に入ります。 木の葉の魚                         安房直子  アイは貧しい漁師の娘で...
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読解「庭」渡辺武信Ⅴ

前回( →こちら )の続きです。  ぼくはこの落葉樹の恩恵を自分の家で年々実感しつづけている。両親の家の庭先に南北に細長く建っているわが家は南端がほとんど敷地境界に接し、その面に庭を持たないのだが、さいわい隣地は公園で、その落葉樹の木...
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読解「庭」渡辺武信Ⅳ

前回( →こちら )の続きです。  庭は雑木林風にさり気ないのがいい、と思っているせいで、ぼくは庭つくりを任された場合でも樹木の種類を細かく指定したりはしないのだが、そういう、おおざっぱさの中でやや強く執着するのは、室内から見わたせる...
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日本語能力試験N1重要名詞(和語)を一気に覚える〔N1語彙〕

 キクタン(アルク社)に登場する名詞はN1レベルになると、圧倒的に漢語が多くなります。ただ難しい漢語は、中国人学習者にとっては実は簡単。むしろ和語の方が大変ということになります。約50個、一気に覚えましょう。 日語総合教程第五冊中の重要和...
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