「~(よ)うと~まいと」「~ば~で」〔N1文法〕

「~ようと~まいと」「~ば~で」
同じ言葉を繰り返して使って、条件を表す表現

・「~(よ)うと~まいと」「~(よ)うが~まいが」
・「~ば~で」「~なら~で」「~たら~で」
の使い方について勉強しましょう。

~(よ)うと~まいと・~(よ)うが~まいが

~(よ)うと~まいと
~(よ)うが~まいが
 ~しても~しなくても、どちらでも関係ない・影響されない
・教授は、学生が理解しようとするまいと、どんどん話を続けた。
・雨が降ろうが降るまいが、ラグビーの練習に休みはない。
・合格の可能性があろうがあるまいが、今はひたすら頑張り続けるだけだ。
同じ動詞を繰り返して使います。後件には前件条件のいずれにも影響されないことを表す文が来ます。

~ば~で・~なら~で・~たら~たで

~ば~で
~なら~で
~たら~で
 状況が~+~であっても、逆にこんな問題がある (A)
 状況が~-~であっても、逆にこうすればよい (B)
・家は広いほうがいいが、広けれ広い、掃除が大変だろう。(A)
・退職前は毎日忙しくて大変でしたが、暇になってみると、暇なら悩みも出てくるものです。(A)
・引っ越し前も大変だったが、引っ越したら引っ越した、またやらねばならないことがたくさんある。(A)
・食材がなかったらなかった、簡単な料理ですませよう。(B)
前件 良い条件 → 後件(A)問題がある、
前件 悪い条件 → 後件(B)こうすればよい

問題

練習問題です。1.~3.から適当なものを選びましょう。

(1)私が会議に参加しようとするまいと(   )。
   1.あなたはどうしますか   2.あなたもまだ決めていないのですか
   3.あなたには関係ないでしょう
(2)信じようが(   )、これは事実なのです。しっかり聞いてください。
   1.聞くまいが     2.わかるまいが   3.信じまいが
(3)あの人はそばで人が聞いていようがいるまいが(   )。
   1.大きい声でしゃべり続ける   2.声の大きさを時々変えて話す
   3.とても気にする
(4)私は自分の作品が入賞しようとすまいと(   )。
   1.運命の分かれ道だ      2.どちらなのか心配で緊張している
   3.とにかく書き続ける
(5)財産があれば(    )、面倒なこともある。
   1.ないで        2.あったで     3.あって
(6)大学に合格したら(   )入学金と学費の心配をしなければならない。
   1.するで        2.したで      3.したので
(7)料理が余ったら余ったで、(   )。
   1.どうしたらいいでしょうね   2.捨ててしまったほうがいいです    
   3.後で食べますから気にしないでください
(8)斎藤さんが来なかったら、来なかったで、(   )。
   1.電話してみましょう     2.しばらく待ちましょう
   3.この5人で話し合って結論を出しましょう

(1)3.(2)3.(3)1.(4)3.(5)2.(6)2.(7)3.(8)2.

以上、新完全マスター「文法」日本語能力試験N1(スリーエーネットワーク社)を参考にしました。
 

 

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