以前、「どっしり」と「ずっしり」の違いについて詳説しました。→ こちら
「どっしり」と「ずっしり」
「どっしり」は重さ・力が対象物から下方にはたらく、「ずっしり」は重さ・力が対象物に対してはたらく。
今回は類縁のオノマトペをいくつかまとめて覚えましょう。
「がっしり」
「がっしり」は「がGA(あA)」音の明るい響きが、力は外側に向かっているイメージです。

「びっしり」と「ぎっしり」
同じく「〇っしり」タイプの「びっしり」と「ぎっしり」、よく似ていて共通して使える場合が多いですが「びっしり」は二次元的、「ぎっしり」は三次元的な「詰まった状態」をイメージさせます。

「びっしょり」と「ぐっしょり」
「びっしり」からの連想で「びっしょり」に飛ぶと、「ぐっしょり」との比較になります。「ぐっしょり」のGUの(うU)音が「ずっしり」のU音と同じく内方向への力を示します。

- 悪夢にうなされて目が覚めたら布団がぐっしょり濡れていた。〔中まで浸透〕
- 汗でびっしょり濡れた。〔表面〕
- 雨に降られてびしょびしょになった。〔表面〕
「びっしょり」「びっしり」「ぴったり」
び(BI)のい「I音」は、突き刺す感じから「詰まった」イメージの「びっしり」「ぴったり」につながります。

全部つなげて覚えましょう
まとめです。
以上、日语综合教程第五册、三省堂国語辞典第八版 などを参考にしました。
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