日本語の意思・覚悟を示す文末表現についてまとめます。
意向形
意向形単独での文末
わたしたち…
意向形を単独で文末に用いると「Let’s~」の意味、つまり「われわれ」が主語になる場合が多いようです。
- 「いっしょに行こう。」
- 「休まない?」「うん、そうしよう。」
私の意志(独り言)
「私」だけが主語、主体になるような文脈では「聞き手を意識しない独り言のような言い方」になります。否定形は「…まい」です。
- さて、そろそろ勉強しよう。
- 今日は早めに寝よう。
- 人のうわさには振り回されまい。〔否定形〕
意向形+と思う
意向形を使って、自分の意志を相手にはっきり伝えるには「意向形+と思う」を使います。
- そろそろ勉強しようと思います。
- 疲れたので、今日は早めに寝ようと思います。
- 人のうわさには振り回されまいと思います。
…ことにする
その場で決めた意志を相手に言う時には「…ことにする」を使います。否定表現は「まいとする」となります。
- 今後は、お腹いっぱい食べないことにします。
- 彼女は、今後お腹いっぱい食べまいとした。
…つもりだ
事前に計画的に決めた意志を相手に言う時には「…つもりだ」を使います。否定は一般的には「…ないつもりだ」、より強い否定として「…つもりはない」が使える。
- 来月からダイエットをするつもりです。
- 明日から毎日二食しか食べないつもりだ。〔否定〕
- 二度と甘いものを食べるつもりはない。〔強い否定〕
…てみせる
強い意志を相手に「宣言」する時には「…てみせる」を使います。
- 1か月で5キロ痩せてみせます。
まとめ
以下にまとめます。
![意志、決意を表す文末表現(まとめ)](https://nantong-japanese.com/wp-content/uploads/2025/02/意志、決意の文脈表現-800x553.png)
意志、決意を表す文末表現(まとめ)
以上、ベネッセ表現読解国語辞典(Bennese刊)、初級を教える人のための日本語文法ハンドブック(スリーエーネットワーク社刊)などを参考にまとめました。
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