「つもり」「ことにする」「てみせる」など、意思・覚悟を示す文末表現

「ことにする」「つもり」「てみせる」
「ことにする」「つもり」「てみせる」

日本語の意思・覚悟を示す文末表現についてまとめます。

意向形

意向形単独での文末

わたしたち…

 意向形を単独で文末に用いると「Let’s~」の意味、つまり「われわれ」が主語になる場合が多いようです。

  • 「いっしょに行こう。」
  • 「休まない?」「うん、そうしよう。」

私の意志(独り言)

「私」だけが主語、主体になるような文脈では「聞き手を意識しない独り言のような言い方」になります。否定形は「…まい」です。

  • さて、そろそろ勉強しよう
  • 今日は早めに寝よう
  • 人のうわさには振り回されまい。〔否定形〕

意向形+と思う

 意向形を使って、自分の意志を相手にはっきり伝えるには「意向形+と思う」を使います。

  • そろそろ勉強しようと思います
  • 疲れたので、今日は早めに寝ようと思います
  • 人のうわさには振り回されまいと思います

…ことにする

 その場で決めた意志を相手に言う時には「…ことにする」を使います。否定表現は「まいとする」となります。

  • 今後は、お腹いっぱい食べないことにします
  • 彼女は、今後お腹いっぱい食べまいとした

…つもりだ

 事前に計画的に決めた意志を相手に言う時には「…つもりだ」を使います。否定は一般的には「…ないつもりだ」、より強い否定として「…つもりはない」が使える。

  • 来月からダイエットをするつもりです
  • 明日から毎日二食しか食べないつもりだ。〔否定〕
  • 二度と甘いものを食べるつもりはない。〔強い否定〕

…てみせる

 強い意志を相手に「宣言」する時には「…てみせる」を使います。

  • 1か月で5キロ痩せてみせます

まとめ

以下にまとめます。

意志、決意を表す文末表現(まとめ)

意志、決意を表す文末表現(まとめ)

以上、ベネッセ表現読解国語辞典(Bennese刊)、初級を教える人のための日本語文法ハンドブック(スリーエーネットワーク社刊)などを参考にまとめました。

 

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