「~といったらない」「~てしかたがない」「~てやまない」等、気持ちを強調する表現

気持ちを強調する表現

 気持ちを強調する表現「~といったらない」「~てしかたがない」「~てやまない」「~かぎり」「~てならない」「~てたまらない」「~てやまない」「~に耐えない」を一括して比較します。

「いのち」阿部昭 から

 日語総合教程第六冊、第六課「いのち」阿部昭から。

  • 巧みに小動物の姿を写したルナールの『にんじん』や『博物誌』などは愛読してやまない
    P156

 「…てやまない」は「心から…している」という意味です。このように、話者の感情を強調する表現をまとめて比較します。

「~てやまない」「~に耐えない」

 他の5つとあきらかに違うのがこの二つ「~てやまない」「~に耐えない」です。

  • 「~てやまない」:①能動的に願い続ける、②どこまでも…する
     ①願ってやまない、②世界は変動してやまない
  • 「~に耐えない」:気持ちが強すぎて抑えられない
     喜びに耐えない、聞くに耐えない

どちらも、積極的な感情の表出になります。

「~てやまない」(止まない)は、「感情の継続」が他の表現と異なるポイント。感情を抜きにした「継続」だけの用法もあります。
・世界経済は変動してやまない
・私の愛した人を象徴してやまない家。

「~といったらない」「~かぎり」

 上の2つと比較して、「~といったらない」「~かぎり」は、自然に湧きおこる感情の表出を表します。

  • 「~といったらない」:感情・感覚が強い
     悔しいといったらない、寒いといったらない
  • 「~かぎり」:感情・感覚が上限であることを強調
     うらやましいかぎりだ、会えて幸せなかぎりです

「~てならない」「~てしかたがない」「~てたまらない」

 さらに進んで、自然に起こった感情を止められないのが、「~てならない」「~てしかたがない」「~てたまらない」の3つです。

  • 「~てならない」:感情が止められない
     心配でならない、憎くてならない
  • 「~てしかたがない」:感覚、(欲望)が止められない
     眠くてしかたがない、気になってしかたがない
  • 「~てたまらない」:感覚、欲望が止められない
     会いたくてたまらない、気になってたまらない
  • 「~てならない」は「感情が止められない」ので「~」には気持ちの入った言葉しかはいりません。
    ・心配でならない。〇、足がふるえてならない。×
    ・心配でしかたがない。〇、足がふるえてしかたがない。〇
    ・心配でたまらない。〇、足がふるえてたまらない。〇

まとめ

 以上をまとめます。

気持ちを強調する表現まとめ表

〔参考〕まとめ(AI作画)

気持ちを強調する表現AIまとめ

以上、日語総合教程第六冊 上海外語教育出版社 などを参考にしました。

 

 

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