「学ぶ」と「習う」の違いについて考えましょう。
ひとことで違いを言うと?
典型的な例文で違いを示すと、
- 失敗から多くのことを学んだ。
- ピアノを先生に習っています。
学ぶは自分で知識や考え方を深めること、習うは人から技能や方法を教えてもらい身につけること。
まずは以下のように区別しましょう。

情報ソースの違いからみると
情報の出どころで整理すると
学ぶ:自分が能動的に情報を取りに行くのですから、本、経験、研究、独学、なんでもありです。もちろん先生から学ぶと言っても全く問題ありません。
習う:誰かから教えられた通りに練習する(=教わる)ことで、誰か、つまり先生、師匠などから教えられることが前提になります。

得られる情報の種類のちがい
情報源の違いから、学ぶ内容は自らつかみ取れる類のもの、学問、社会(構造)、理論、行き方、などが主な対象となります。習う内容は、独習が比較的難しく、人から伝えてもらわないと、うまく伝わらないもの、つまり技能一般(楽器、武道、芸能、語学)が主なものです。「習い事」でやる領域のものですね。

〔補足〕学びて時に之を習う、亦説ばしからずや
論語の「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」この言葉は日本人もよく知っています。意味は
学んだことを、時々思い出して繰り返し練習する。これは嬉しいことではないか。
ここでは「学ぶ」は特に自分か積極的にというニュアンスはなく、また「習う」は「繰り返し練習する」という意味です。どうも、先に説明した日本語の「学ぶ」「習う」とは違います。
中国語の「学」と「习」
このことについては、以下のように考えます。
「学ぶ」の語源は「まねる」、「習う」の語源は「慣れる」といわれ、もともとはそれぞれ中国語の意味に近かったものが、時代とともに変化して、「学ぶ」は「自分でやる」、「習う」は「先生に教えてもらう」という風になったのではないでしょうか。

以上です。



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