「~として」「~にとって」について学びましょう。
「~として」「~にとって」
・彼は教師として、学生を指導する。

・あの先生は、学生にとって厳しい。
「役割」か「評価」か?
「~として」は「~」の「立場・役割・資格・名目」で「どうする」
「~にとって」は「~:評価者の考え」で「どう評価されるか」を表します
「~にとって」は「~:評価者の考え」で「どう評価されるか」を表します

~として
| ~として | ~という立場・役割・資格・名目で、あることをする。ある状態である。 |
・彼は現役引退後、コーチとして働いた。
・コーヒーはもともと薬として飲まれていた。
・京都は日本の歴史的な古い街として世界的に知られている。
・子供の安全に留意することは親として当然だ。
・写真は趣味ではなく、仕事としてやってます。
・コーヒーはもともと薬として飲まれていた。
・京都は日本の歴史的な古い街として世界的に知られている。
・子供の安全に留意することは親として当然だ。
・写真は趣味ではなく、仕事としてやってます。
~にとって
| ~にとって | 「~」の考えでは、あることが言える。 |
・今の私にとって、いちばん大切なのは家族です。
・現代人にとって、スマホはなくてはならないものです。
・この石は他の人にとっては普通の石ころですが、私にとっては宝物なんです。
・現代人にとって、スマホはなくてはならないものです。
・この石は他の人にとっては普通の石ころですが、私にとっては宝物なんです。
問題
練習問題です。1.~3.から適当なものを選びましょう。
(1)わたしは( )として日本に来た。
1.留学生 2.仕事 3.観光
(2)新聞紙は( )として再利用されます。
1.ごみ 2.資源 3.もったいない
(3)彼は才能ある建築家として( )。
1.劇場設計が専門だ 2.この劇場が代表作だ 3.高く評価されている(4)父にとって( )。
1.仕事が好きだった 2.よく仕事を続けた
3.仕事は人生そのものだった
(5)君にとって( )、考えたことはありますか。
1.何が大切か 2.何を大切にしているか
3.大切にしているものは何か
(6)子どもの頃のわたし( )親は神様だった。
1.としては 2.にしては 3.にとっては
(7)この町はしょうゆの産地( )有名です。
1.にとって 2.として 3.にしたら
(1)1.(2)2.(3)3.(4)3.(5)1.(6)3.(7)2.
以上、新完全マスター「文法」日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク社)などを参考にまとめました。



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