中国の日本語学科大学3年次の授業で、アルク社「キクタン日本語N1」をサブテキスト的に使っています。N1水準の副詞は64個、テキストに出るものを除くとおよそ50個。ちょうどいい数なので、一気に覚えてもらうようにします。
日語総合教程第五冊中の重要副詞
テキストに出てくるものは以下です。
・ 正造の心は重かった。一身や党派の利害をはなれて、ひたすら正義のために働いているというのに、世間では選挙運動としか思ってくれないのだ。〔第2課〕
・この日本は、法治国家であります。われわれの希望や要求は、あくまでも議会を通して、平和のうちに実現させなくてはなりませぬ。〔第2課〕(あくまでも=说到底)
・その数はおよそ一万人。彼らは、生きるために、大挙して東京へ押し出し、足尾銅山の経営者と政府とに直接かけ合おうというのである。〔第2課〕(およそ=大约)
・日本は、ヨーロッパ諸国の軍事力の圧力の前に到底匹敵しがたい自己を感じると共に、ヨーロッパの科学技術文明の生み出す生産力におどろいたのである。〔第3課〕(到底=无论如何也)
・ヒッピーの思想は、こういう新しい時代のはしりである。そこでは、一切の労働からはなれ、自由で、自然に帰った生活を送ることが、人間の理想となる。〔第3課〕(一切=完全)
・庭を眺めるという一見目立たない行為は、ぼくを含む日本人の日常生活の流れの中で意外に重要な一種の節目になっているらしい。〔第4課〕(一見=看起来)
・一番上の娘のアイが年頃になって、いよいよどこかにお嫁にやらなければならなくなった時、母親は自分の娘をつくづくと眺めて考えました。〔第5課〕(つくづく=深切)
・この飢饉に一体どこで魚を手に入れたのが、それを聞こうと思って―おどおどとへつらうように隣の人は言いました。〔第5課〕(おどおど=提心吊胆)
・車というものは、そもそも環境をまっ平に変えてしまわなければ働けないものである。〔第6課〕(そもそも=原本)
N1重要副詞50
副詞50個をまず40分で覚える。武田塾方式である。形容詞、副詞は短いフレーズで覚えたいですね。(黒網がけ部分)
以上、キクタンにほん語能力試験(アルク社)を参考にしました。
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