元気、勇気、正気、覇気、悪気、邪気… 「気」のつく二字熟語

「~気」

元気、勇気、正気、覇気、悪気、邪気… 「気」のつく必須二字熟語についてまとめて覚えましょう。

問題

以下の語群から一回ずつ使って、①~⑯の空欄を埋めてください。

陽気、悪気、短気、覇気、根気、人気、空気、本気、正気、霊気、生気、邪気、勇気、殺気、狂気、寒気、活気、元気、
 新学期が始まって1週間、大学のキャンパス内はサークル活動への勧誘で___①___が溢れていた。目当ての弁論サークルのブースでは、勧誘の学生が声を張り上げて___②___いっぱい仲間集めをしている。が、浩平はまだその前でうろうろしていた。死んだような目で、表情には___③___がなかった。
 ふと、文学部の先輩・千夏に声をかけられた。「私も学生生活の最初の方はどちらかというと陰気なタイプだった。今みたいに___④___じゃなかったけど、思いきってどんなことにもチャレンジしてみたよ。浩平君も___⑤___出してなんでもやってみなよ」。その明るい声に励まされた浩平は、「男子たるもの、___⑥___のないことでは、何事にも勝利はない!」と気持ちを奮い立たせ、弁論サークルの説明会へと向かった。
 しかし会場である教室の中では、場を仕切る上級生のひとりが「締切は今日までだから、もし入るんなら急いで手続きを済ますこと。やる気のない奴はお断り。」と冷たい口調で言い放ち、入部を迷っている学生の腰を折るようなことを言う。浩平は思わず「この人、ちょっと___⑦___だなあ…」と心の中でつぶやく。空気がピリつき、「___⑧___を感じる。」と囁く学生もいた。
 なんとか登録だけすませた浩平、講義室で千夏と再会。「最近、ゼミでの意見発表も頑張っててね。ゼミ生の間では私の発表は___⑨___あってね。みんな楽しみにしてるって褒めてくれるんだ」と嬉しそうに語る。浩平は「自分はまだまだ___⑩___を出せてないよ。でも積極的にやるよ。」と決意する。
 夕方、図書館にこもってレポートに向き合いながらも、「本当に千夏のように充実した大学生活が送れるのか…」と不安になる瞬間もある。でも、千夏からの「継続は力、それには___⑪___が大事だよ」との言葉を思い出し、浩平はじっと机に向かう。
 その夜、カフェテラスではふたりで談笑していた。急に隣席から怒鳴り声が聞こえた。「それ、___⑫___あるだろ!」「いやいや、冗談だって。ちゃんと、___⑬___読んでくれよな!」議論が白熱し、リラックスするはずのカフェは、一瞬、怪しい___⑭___が漂う異様な空間となった。
 千夏は「ああいう狂った輩は嫌だね。こういう時こそ、まずは___⑮___を保つべきだよね」とささやいた。なぜか店内の空調が強くなり、「あ…___⑯___がしてきた…」と浩平が震え、ふたりは席を立った。
 帰り道、キャンパスの夜道には不気味な___⑰___が立ち込め、お化けのひとつも出てきそうな雰囲気。「私たちの大学生活、一言でいえば___⑱___じみてるね」と千夏が冗談めかして言うのであった。

解答

 新学期が始まって1週間、大学のキャンパス内はサークル活動への勧誘で活気が溢れていた。目当ての弁論サークルのブースでは、勧誘の学生が声を張り上げて元気いっぱい仲間集めをしている。が、浩平はまだその前でうろうろしていた。死んだような目で、表情には生気がなかった。
 ふと、文学部の先輩・千夏に声をかけられた。「私も学生生活の最初の方はどちらかというと陰気なタイプだった。今みたいに陽気じゃなかったけど、思いきってどんなことにもチャレンジしてみたよ。浩平君も勇気出してなんでもやってみなよ」。その明るい声に励まされた浩平は、「男子たるもの、覇気のないことでは、何事にも勝利はない!」と気持ちを奮い立たせ、弁論サークルの説明会へと向かった。
 しかし会場である教室の中では、場を仕切る上級生のひとりが「締切は今日までだから、もし入るんなら急いで手続きを済ますこと。やる気のない奴はお断り。」と冷たい口調で言い放ち、入部を迷っている学生の腰を折るようなことを言う。浩平は思わず「この人、ちょっと短気だなあ…」と心の中でつぶやく。空気がピリつき、「殺気を感じる。」と囁く学生もいた。
 なんとか登録だけすませた浩平、講義室で千夏と再会。「最近、ゼミでの意見発表も頑張っててね。ゼミ生の間では私の発表は人気あってね。みんな楽しみにしてるって褒めてくれるんだ」と嬉しそうに語る。浩平は「自分はまだまだ本気を出せてないよ。でも積極的にやるよ。」と決意する。
 夕方、図書館にこもってレポートに向き合いながらも、「本当に千夏のように充実した大学生活が送れるのか…」と不安になる瞬間もある。でも、千夏からの「継続は力、それには根気が大事だよ」との言葉を思い出し、浩平はじっと机に向かう。
 その夜、カフェテラスではふたりで談笑していた。急に隣席から怒鳴り声が聞こえた。「それ、悪気あるだろ!」「いやいや、冗談だって。ちゃんと、空気読んでくれよな!」議論が白熱し、リラックスするはずのカフェは、一瞬、怪しい邪気が漂う異様な空間となった。
 千夏は「ああいう狂った輩は嫌だね。こういう時こそ、まずは正気を保つべきだよね」とささやいた。なぜか店内の空調が強くなり、「あ…寒気がしてきた…」と浩平は震え、ふたりは席を立った。
 帰り道、キャンパスの夜道には不気味な霊気が立ち込め、お化けのひとつも出てきそうな雰囲気。「私たちの大学生活、一言でいえば狂気じみてるね」と千夏が冗談めかして言うのであった。

人の状態を表すもの

「活気」「元気」「生気」

「陽気」「人気」「覇気」

人の属性を表すもの

「根気」「本気」「勇気」

環境・雰囲気を表すもの

「殺気」「霊気」「空気」

読み方に注意すべきもの

「寒気」「悪気」

 

 

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