「見入る」「見抜く」「見失う」「見合う」…「見~」タイプ〔N1語彙〕

「見~」

「見入る」「見抜く」「見失う」「見合う」などなど、「見」で始まるN1重要語彙を整理しましょう。

上級テキスト「日本語総合教程」第5冊中の「見~」タイプ語彙

 「日本語総合教程」第5冊テキスト中の「見」を含む新出語彙を以下にまとめます。

テキスト「日语综合教程第五册」中の「見~」語彙

「見」で始まる重要語彙はかなり多いです。上記を含め、日本語能力試験N1によく出る関連語彙を分類してまとめます。

見る→「見開く」「見かける」「見詰める」「見入る」

「見開く」は目の動作であり少し特殊。「見かける」「見詰める」「見入る」「見る」は「どのように見るか」という「見る+様態」タイプと言えます。

1「見開く」「見かける」「見入る」「見詰める」

展望 「見晴らす」「見渡す」

 「見晴らす」「見渡す」はより遠くを見ることになります。

2「見渡す」「見晴らす」

発見「見出す」「見抜く」「見通す」「見届ける」

「見出す」「見抜く」「見通す」「見届ける」などは「見る」ことの結果、「何かを発見した」ことに意味がシフトしています。

3「見出す」「見通す」「見抜く」

失敗「見逃す」「見失う」「見落とす」「見違える」

逆に「見る」ことにミス・誤りがあった場合、「見逃す」「見失う」「見落とす」「見違える」となります。

4「見落とす」「見逃す」「見違える」「見失う」

「見合う」「見合わせる」(「見送る」)

 視点が二つになって、お互いに「見る」のが「見合う」「見合わせる」。「見送る」は「見合わせる」の類義語となります。

5「見合う」「見合わせる」「見送る」

判断「見積もる」「見計らう」(低評価)「見下す」「見くびる」「見限る」

「見る」ことから知的作業に移り、「判断」を交えて「見積もる」「見計らう」となります。また判断が悪い評価になると「見下」「見くびる」「見限る」となります。

6「見積もる」「見計らう」「見下す」

以上、日语综合教程第五册、キクタン日本語N1(アルク社)、増補版パターンで学ぶ日本語能力試験N1文法問題集(Jリサーチ出版)などを参考にしました。

 

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