みんなの日本語(初級2)第43課の重要ポイントについて解説します。
~すぎる、~やすい、~にくい
~すぎる
ます形、形容詞に接続して「過剰に/程度を越えて~する」という意味を表します。
- あの人は お酒を 飲みすぎますね。
- このセーターは 大きすぎます。
- ✕ 最近の車は 操作が 簡単すぎて誰でも運転できます。①
- 〇 最近の車は操作が簡単すぎて 面白くないです。②
①は「誰でも運転できる」という好ましい状態を示しているので「~すぎる」は使えません。②では簡単であることを好ましくないと思っているので「~すぎる」が使えます。
「~すぎる」は適正なレベルを超えていて、好ましいことではないことを表します
~にくい、~やすい
~にくい
- 東京は住みにくいです。
- この論文は読みにくいです。
- この靴は歩きにくいです。
「~にくい」は「~することが困難」という意味を示します。
~やすい
- このパソコンは使いやすいです。①
- これから1週間は 雨が降りやすい気圧配置が続きます。②
①は「~にくい」の反対の意味で「~することが容易である」という意味を表すのに対し、②では「しばしば~する」という意味になります。これは①の「読む」のように話者が意志的に行い得るものであるかどうかで決まります。
「~にくい」「~やすい」まとめ
以上図示します。

「~にくい」「~やすい」まとめ
「(~く/~に)します」
第19課で学習した「(~く/~に)なります」と対比して「なる」「する」の違いを感じ取らせます。
- 〔第44課文型3〕ズボンを 短く してください。
- 〔第19課文型3〕これから だんだん 暑くなります。
「~を〇〇する」「~が〇〇なる」の関係は、自動詞と他動詞の関係に相当します。
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みんなの日本語(初級2)第43課 教案Tips
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