「ずいぶん」と「だいぶ」は共に程度の大きいことを示す副詞ですが、使い方に違いがあります。
「ずいぶん」と「だいぶ」の例文
例文を比較しましょう。
- 〇 張君は日本語がずいぶん上手ですね。
- 〇 張君は日本語がずいぶん上手になりましたね。
- 〇 張君は李さんより日本語がずいぶん上手ですね。
- × 張君は日本語がだいぶ上手ですね。
- 〇 張君は日本語がだいぶ上手になりましたね。
- 〇 張君は李さんより日本語がだいぶ上手ですね。
四つ目の「張君は日本語がだいぶ上手ですね。」だけが少し不自然な感じを受けます。
これは「だいぶ」が「以前と比べて上手になった」「李さんと比べて上手」のように、相対的に比較することによって程度が変化している時に用いられるということではないでしょうか。
また「ずいぶん」は、相対比較、絶対的水準のいずれでも使うことができるようです。
まとめ
まとめると以下の表のようになります。
以上です。
(本記事の内容は「基礎日語写作教程②」(高等教育出版社)を参考にしました。)
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