若い皆さんへ 後悔しない人生を送るために

今を生きる心essay

絶対後悔しないで生きる方法

 絶対後悔しないで生きる方法。私の結論は

すべてのことを「これが最後かもしれない」と思いながら生きることです。

 心の中で唱えるだけでいいのです。「これが最後だ」ではなく「最後かもしれない」というところがミソです。

 若い頃、本の中に、次のような言葉を見つけた記憶があります。「今日一日が人生最後の日だと思って生きなさい。そうして一日一日を過ごせば、必ず充実した人生を送ることができます。」

 確かにその通りかもしれません。皆さんも似たような話を聞いたり読んだりしたことがあるかもしれません。私もなるほどなとは思いました。

 しかし、本当に「今日が人生の最後の日」と思えますか?それは無理です。経験者の私が断言します。明日は、ほぼ必ずやってきます。ある程度年をとった今の私でもそうです。

人間、明日があると思えるから今日を生きることができるという面もあるのです。

けれど

誰かと会う時、旅行に行く時、新しい体験をする時、

「これが最後かもしれない。」と心に念ずることはできるはずです。

それをやるべきです。

私の後悔

以下は、私がこれまでの人生で実際に体験した、人との別れです。

  •  小学校2年生の夏休み、クラスメートで仲良しだったM君は、川で遊緑の木んでいる最中に溺れ、亡くなりました。
  •  中学1年の時、隣のクラスでしたが野球部の人気者だったT君は、大阪の繁華街で起きたガス爆発事件(天六事件)に巻き込まれ亡くなりました。
  •  中学時代とにかく勉強が良くできたF君。国立大学の医学部に進学しましたが、入学後まもなく、一人暮らしの下宿の部屋で突然死しました。
  •  私が大学を卒業する間際、母が病気で倒れました。その後その病気から回復することなく、母は亡くなりました。
  •  会社の研究所で同い年の同僚であったO君は、私と同時期に研究所から中国関連の仕事に就き、中国赴任3か月の時、突然の事故で亡くなりました。

 私はお前とは違う。と思わないでください。これは残酷な確率の問題です。私の人生に起こったことと同様のことは、かなりの確率であなたの人生にも起こります。

 私にとって、遠い過去の出来事ですが、私は彼らと二度とこの世で会えないことを、ずっと後悔しています。今でも、自分が例えば母に、生前何もしてあげられなかったことを考えると、涙が出ます。

なぜでしょう。

一期一会

一期一会 それは、肉親であれ、友人であれ、私はいつでも、彼らと明日また会えると思い続けて接していたからです。そして、その幸せな毎日が、ある日突然断ち切られる性質のものであることなど、想像すらしていなかったからです。しかし、それは現実に起こりました。

だから、

「今日があなたの人生の最後の一日である」と唱えても、あなたは心の奥でそれを信じない。

しかし、

「もしかしたら、今日会う友だち、今日話す家族と、こうやって過ごせるのは最後かもしれない。今、目の前にある美しい風景を見るのはこれが最後かもしれない。」

 そう思いながら、人や物事に接し、人生を生きていくことはできるはずです。その「かもしれない」は、あなたの人生の中でほぼ確実に起こりうる「かもしれない」だからです。

 私は自分自身が、母親の亡くなった年齢に達した時、自分自身のために生きる人生は、ここで終わったと思うことにしようと決めました。と同時に、以後自分にとって、人と会うこと、今後経験することなど、自分が経験するすべてのことが、自分の人生のおける最後の体験になるかもしれないと、自分に念を押していこうと決心しました。以来、私は自分のやったこと、自分の身の回りに起こったことに対して後悔したことはありません。

 若い皆さんにはわかりにくいかもしれませんが、ぜひそういう気持ちを持って毎日を生きてほしいと願います。

道と虹

 自分の人生をいかにして「今、この時」にフォーカスし、自分が今接している物事や人に対し、真剣に向き合い生きることができるか。

 この精神を、少し古い日本の言葉で「一期一会」といいます。

 そのことを、私のように、やや遅すぎる時期ではなく、いかに人生の初期の段階で、1日も早く気づくことができるか、それがあなたの人生の成否を決めるといって間違いないと私は思います。

余命5分の偉人

 最近、「今を大切に生きる」というテーマで、おもしろい話を聞きました。元漫才師で今はシンガポールにお住いのYou Tuber 中田敦彦さんの「YouTube大学」の中で紹介された話です。

 そのまま書き取りました、音声と共に一度聞いてみてください。

中田敦彦あと5分で人生が終わるっていう人。どういう人か?ね、銃で死刑を宣告された人。おまえ死刑だから。その人ね、20代後半、ね。20代後半で、ね、ロシアで銃殺刑。怖いよね。5分後の銃殺されるぞって言われたんだって。そしたらその時ね、5分だけ時間やるからってって、何したと思う?2分は、今まで付き合ってきた人に感謝する。2分は自分の人生をもう一度振り返る。そして1分で感謝を述べて最後死ぬ。そ、5分だよだって、余命5分て言われてやる、余命3か月って言われて、身辺整理とかできるよね、余命5分って言われたら、2分でみんなに感謝を言う、感謝を伝えて、2分で自分の人生は良かったんだって納得して、1分でそれを言葉にして死ぬって。その5分過ごしたんだって。その人。したらね、5分後にね、打たれる直前に馬が入ってきて、減刑だって。死刑じゃないぞ、これからシベリアで懲役だ。そして、その後釈放される。死刑にならずに済んだ、死刑直前で済んだんだって。したら、その人はそれから、すごく時間に対して感覚が研ぎ澄まされて、毎日毎日、自分の中でその目標に向かって締め切りに追われながら過ごした。締め切りを作って作って、たくさんの締め切りを作ってものすごい数の小説を書いた。その小説はほとんどが大傑作と言われた。その20代で死刑を宣告された男の名前はドストエフスキー。人類最高の傑作を何個も生んだっていう男はなんと、あと5分の命を一度味わったことがある男なんだって。わーお、どれだけ時間を大事にするか。それがどれだけ人生で夢を叶えるか、それを決める。
いい話ですね。
日本語教師として日本語学科新入生に贈る言葉
かつて常熟理工学院でボランティア日本語教師をしていた時、日本語学科の新入生の前でこんな話をしました。教師としても新人であった私が、ドキドキしながら話したことを覚えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました