連濁というのは、日本語の複合語で後に続く部分の最初の音がカ、サ、タ、ハ行の音(無声子音)だった時、ガ、ザ、ダ、バ音(有声子音)に変化する現象です。海(うみ)+亀(かめ)で海亀(うみがめ)となるような現象。おおよそのルールはありますが、例外も多くて複雑です。
ルール1.連濁は大和言葉でしか起こらない
これは「原則」として覚えておいた方がいいでしょう。
ルール2.もとから濁音があると連濁しない
ライマンの法則
この2番目の法則は「ライマンの法則」として有名です。ライマンというのは人名、ベンジャミン・スミス・ライマンさん(1935-1920年)はアメリカの鉱山技師で明治初期にお雇い技術者として日本にやって来た人です。本職の鉱山技師としても北海道の「夕張炭鉱」を発見するなどの業績を持つ人。そんな人が日本語の法則を発見したなんてすごいですね。
ルール3.並列構造は連濁しない
ルール4.撥音は連濁する
ルール5.単語結合力の差
その他、地域差もあります
東京より大阪の方が連濁する言葉が多いと言われています。
「中島」は東京では「なかしま」さんが多く、大阪では「なかじま」さんが多いのです。
以上です。
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