中国語にするとどちらも「对于~」なので使い分けがちょっと難しいかもしれません。しかし実際はずいぶん違うのです。
- ① 先生は 学生 に対して 優しい。
- ② この日本語は 学生 にとって 難しい。
どちらも「~は~に…」の形になってるのですが、①は「先生」が主体、②は「学生」が主体となる表現になります。
![に対して、にとって主体は?](https://nantong-japanese.com/wp-content/uploads/2021/09/yasasii-800x225.jpg)
以下のような構造になっていますよ。
- 「~に対して」「優しい」という態度・感情の対象が「学生」
- 「~にとって」「難しい」という評価の評価者が「学生」
![態度の対象と評価と評価者](https://nantong-japanese.com/wp-content/uploads/2021/09/taisite3-800x419.jpg)
間違えないようにしましょう。
![](https://nantong-japanese.com/wp-content/uploads/2021/09/tuitecatch-160x90.jpg)
「~について」「~に関して」「~をめぐって」について
関係対象を表す表現「について」「に関して」「をめぐって」について考えました。後ろにつく動詞は「言う」「聞く」など「言語情報を扱う動詞」だと言われています。しかしこの3つの表現、それぞれ少しずつ動詞のとの親和性が違います。なぜか考えてみました。
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