友だちを誘います。ここでは提案・勧誘のしかたなどを勉強します。
勧誘の表現「~ましょう」「~ましょうか」「~ませんか」
「行きませんか?」(勧誘)「行きましょう!」(同意)の形で初級第6課で勉強した形です。厳密にはどちらも勧誘表現です。
「行きましょうか?」「行きましょう!」でも問題ありません。
では「~ましょう」と「~ましょう」の違いは何かというと
- 「~ましょう」は自分がやろうとすることに相手の参加を促す表現
- 「~ませんか」はやるかどうか相手の意向を聞く表現
例で示す方がわかりやすいと思います。
- (教室で先生が)それでは、〇 始めましょう。? 始めませんか。
- (宴会に遅れてきた人に)あなたも ? 飲みましょう。〇 飲みませんか。
~し (並列表現)
いくつかのことを並列的にいうとき「~て」という形もありました。
- スキーもできるし、有名な動物園もありますよ。
- スキーもできて、有名な動物園もありますよ。
「PしQ」の形を使うと、「PだけでなくQも」という意味合いが含まれるようになります。
「~し、~し、~」の形式になると「理由」を表す用法もあります。
- 安いし、おいしいし、やっぱり食其家の牛丼が一番だね。
以上です。
ちなみに、北海道の有名な動物園といえば旭川市にある旭山動物園です。
旭川市 旭山動物園
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できる日本語初中級第6課「旅行に行こう」1.旅行の計画(2)
「わくわくツアーは値段が安いです」→「値段が安いのはわくわくツアーです」これが日本語の強調構文。強調されるのは「わくわくツアー」であることを間違えないでください。前回ちょっとコメントした「~し、~し」と「理由」を列挙する用例も出てきます。
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できる日本語初中級第5課「大変な一日」2.駅で(2)
日本人は時間に厳しい。1分でも遅れたら、まずはあやまりの言葉から。いいわけはその後です。第5課の「~たあとで」や「~てから」は一つの動作・できごとのあとにもう一つの動作・できごとが起こる「継起」の表現ですが、「~て」は継起以外の用法もありますね。ここでは「理由(因果関係)」を表す「~て」を学びます。
コメント
南通大学?
はい、そうですよ。