Katsukawa

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読解「なぜ車輪動物がいないのか」本川達雄Ⅲ

前回( →こちら )の続きです。  それでは、どのくらいの凸凹があると車輪は使えないのだろうか。こういうことに関しては、車椅子に関する資料がそろっている。車輪の直径の四分の一までの高さの段ならば、体を前後させて車椅子の重心を動かすこと...
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読解「なぜ車輪動物がいないのか」本川達雄Ⅱ

前回( →こちら )の続きです。  それにしても、われわれが肉眼で見ている動物たちに、なぜ車輪を使うものがいないのだろうか。これほど便利なものを使わないのには、それなりの理由があるのかもしれない。私の友人のマイク・ラバーベラがサイズの...
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読解「なぜ車輪動物がいないのか」本川達雄Ⅰ

 中国の日本語学科標準的テキスト「日語総合教程」第五冊 2025年9月秋学期開講。10月下旬になってやっと秋らしい気候になりました。第6課は生物学者本川達雄先生のベストセラー『ゾウの時間ネズミの時間』より、「なぜ車輪動物がいないのか」を読...
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【語源】「矢」を含む言葉

「矢」という文字を含む言葉を集めました。 一矢を報いる 相手から受けた攻撃・非難が、とうてい対抗できないレベルである状況で、たとえわずかであっても負けずにやり返すこと ・SNS上を中心に非難の嵐であったが、記者会見での冷静かつ論理的な...
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【語源】魚由来の日本語Ⅱ

魚に由来する日本語をまとめました(続き)。 №1は  → こちら  うなぎのぼり どんどんと上昇するさま。 「あの女優さんの人気は最近になってうなぎのぼりだ。」  「うなぎのぼり」の語源については大きく二説あります。うなぎを手でつか...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅵ

前回( →こちら )の続きです。  「波の音?波の音がどうしてこんな所まで聞こえるものか」  「そうとも。お前の空耳だ」  けれどもこの時、アイは懐かしさに躍り上がり、髪を振り乱して戸口に駆けていったのです。そうして、カタリと戸を...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅴ

前回( →こちら )の続きです。  林の中の小さな家は、やがて魚の匂いでいっぱいになりました。それにつれて、家の中は米や豆や野菜や果物でいっぱいになりました。魚を食べたいばかりに、人々はとっときの食物を持ってやって来たのでしたから。そ...
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「ようにする」「ようになる」「ようにしている」「ようになっている」

「ようにする」「ようになる」「ようにしている」「ようになっている」の使い方について整理しましょう。 「ことにする」「ことになる」「ことにしている」「ことになっている」  まず、以前に勉強した「ことにする」…、について復習しましょう。 ...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅳ

前回( →こちら )の続きです。  雑木林の向こうに住んでいる隣の家の人々がやって来たのは、それからしばらくあとのことでした。  今ごろ、魚の焼ける匂いがするので、ちょっと寄ってみました。この飢饉に一体どこで魚を手に入れたのが、それ...
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読解「木の葉の魚」安房直子Ⅲ

前回( →こちら )の続きです。  その夜、アイは母親からもらった鍋を使って、とびきりおいしい魚の料理を拵えました。鍋の中に、朴の葉を三枚並べて蓋をしてちょっと揺すって、又蓋を開けると―どうでしょう。鍋の中にはカレイが三匹、ちょうどい...
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