Katsukawa

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日本を学ぶ(15)人間空海(前編)

神話、伝説上の人物は除外しよう。その人の生きた足跡が、ある程度正確に辿れるという前提で、日本史における天才を数人挙げてくださいといえば、かなりの確率で空海がその中に入るのではないか。さらに、世界史上、天才と言われた人物の中で、一般民衆から、もっとも親しみをもって敬愛されている人物、その答えもまた空海ではないだろうか。
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みんなの日本語(初級2)第28課 教案Tips

「付帯状況」の表現法の一つ「~ながら」、「~ています」の「習慣」用法、複数動作を並列に言う「~し、~し」などを学びます。第26課「~んです」、第27課「可能動詞」と、ヤマ場的課を越えて第28、29課は、いわば小ネタ的な課となります。後半部分、ここまでを復習しながら進めましょう。
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みんなの日本語(初級2)第27課 教案Tips

①私は 日本語が 話せます。②このマンションでは ペットが 飼えます。可能動詞はおおきく二つの意味を表します。①では「能力」を表し、②では「可能性」を表しています。「だけ」「しか」は共に「限定」を表すとりたて助詞です。「Xだけ~」「Xしか~ない」の形で「X以外は~ではない」ということを述べます。
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日本を学ぶ(14)聖徳太子の時代(後編)

真実は一つである。聖徳太子が、実在の人物であったか、あるいはかつて言われたような数々の業績を、本当になしたかどうか、という問題にもなんらかの結論が出される日がくるかもしれない。しかし数々の伝説とともに、その後の日本人、日本人の生活に影響を与え続けた聖徳太子
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日本を学ぶ(13)聖徳太子の時代(前編)

飛鳥時代(592―710年)は、推古天皇、聖徳太子による国家体制の整備から始まる。飛鳥時代の始まりは現在の奈良県奈良市の南方、明日香村、および後に聖徳太子が移った西北方の斑鳩(いかるが)が飛鳥時代初期の舞台である。 ところで、本稿の主人公である聖徳太子の墓は奈良県ではなく
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みんなの日本語(初級2)第26課 教案Tips

「普通形+んです」は、みんなの日本語初級における最大の難所といってもいいと思います。「普通形+んです」「普通形+んですか」は、口語であり「感情を共有したいと思う強い気持ち」がある時、多用されます。「普通形+んです」は「説明する」、「普通形+んですか」は「説明を求める」
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日本を学ぶ(12)京都嵐山にて(後編)

東京で学んでいた周恩来は、帰国の船に乗るために神戸に向かう。途中、京都の嵐山に寄った。21歳の周恩来は、雨の嵐山を散策し何を思ったのであろう。徳川初期、角倉了以が初めて架けたという渡月橋に立ち、美しい大自然の風景に身をゆだね、それらを作り出し、保持してきた過去の先達にしばし思いを馳せてみよう。
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日本を学ぶ(11)京都嵐山にて(前編)

 京都については、本書でも今度、何度か取り上げていくが、最初に京都文化の基底に近い部分を紹介したい。私たちはまず、京都盆地の西北の頂点にあたる部分、嵯峨野嵐山からスタートする。都江堰は、秦がまだ中国全土を統一する前、関中の一王国に過ぎなかったころに建設されたものである。秦はこのようにもともと治水土木工事を得意としていた
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みんなの日本語(初級1)第25課 教案Tips

みんなの日本語(初級1)第25課の重要ポイントについて解説します。 「~たら」 「~たら」は、日本語において条件節を導く「と(23課で既習)」「ば」「たら」「なら」のうち、最も汎用性が高いものです。 スマホがあると、何でもで...
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日本を学ぶ(10)漢字伝来のころ

魅力的な宇治だが日本文明発祥の大和盆地の北、千年の都京都の南にあるという場所柄、宇治は日本の歴史の中で重要な役割を果たしてきた。今回は、古代日本が大陸から漢字を受け入れてきた経緯を探り、その過程で重要な役割を果たした人物を探っていきたい。
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