格助詞「に」の意味について考えましょう。
格助詞「に」の用法
格助詞「に」の主な用法を以下にあげます。

格助詞「に」の意味
「に」の本質
「に」の核心的な意味は”密着”です。

存在場所、作用場所、時間
・机の上にスマホがあります。〔存在場所〕
・公園のベンチに座ります。〔動作・作用の場所〕
・毎朝6時半に起きます。〔動作・作用の時〕
・公園のベンチに座ります。〔動作・作用の場所〕
・毎朝6時半に起きます。〔動作・作用の時〕

動作の及ぶ場所「会社に勤める」は、会社へ到達(接着)する繰り返しのイメージ。(「会社で働く」だと、会社の中で働く動作をしている感じ)。静的な「存在」を表す「教室にいる」も、他の場所ではなく教室にくっついている、「7時に起きる」も他の時間でなく7時にはりついたイメージとしてとらえることができます。
着点
・上海に行く。〔着点〕

「上海へ行く」と「上海に行く」
「へ」は方向、「に」は着点(到達点)。「に」の中心的な用法と言えます。
着点 → 進入点、変化、目的、対象、基準
・バスに乗る。〔進入点〕
・息子が医者になった。〔変化〕
・デパートへ服を買いに出かけた。〔目的〕
・昨日、友達に会った。〔対象〕
・この薬は1日に3回飲んでください。〔基準〕
・息子が医者になった。〔変化〕
・デパートへ服を買いに出かけた。〔目的〕
・昨日、友達に会った。〔対象〕
・この薬は1日に3回飲んでください。〔基準〕
これらの用法は、大きく見れば「着点(到達点)」を表すと理解しても良いかもしれませんね。
「に」の用法(まとめ)
以上をまとめます。

以上



コメント