慣用句となった「たとえ」いろいろ〔N1語彙〕

慣用句となった「たとえ」いろいろN1レベル

 「蜘蛛の子を散らすように」といえば「逃げる」。このように”たとえ”表現がほぼ定型化し慣用句に近くなった表現を集めました。問題形式にしましたので、(  )内に入る言葉を考えてみてください。(解答はすぐ下)

感情のたとえ

顔から火が出るなど

左から「顔から火が出るほど恥ずかしい」「頬が落ちるほどおいしい」「目の中に入れても痛くないほどかわいい」

喉からtが出るほどなど

左から「のどから手がでるほどほしい」「鬼の首でも取ったように喜ぶ」「砂をかむように味気ない」

動作のたとえ

足が棒になるなど

左から「足が棒になるほど歩く」「口が酸っぱくなるほど(何度も)言う」「腹(の皮)がよじれるほど笑う」

耳にタコができるなど

左から「耳にタコができるほど聞く」「腫れ物に触るように扱う」「立て板に水のように話す」

状態・様子のたとえ

足の踏み場もないなど

左から「足の踏み場もないほど散らかっている」「判で押したように正確」「葉が浮くようなお世辞」

鼻が曲がるほどなど

左から「鼻が曲がるほどくさい」「水を打ったように静か」「血のにじむような努力」

以上、増補版パターンで学ぶ日本語能力試験N1文字・語彙(Jリサーチ出版)を参考にまとめました。

 

 

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