「目処」「目掛ける」「目を凝らす」…「目~」タイプの語彙をまとめて覚えましょう。
『木の葉の魚』安房直子(日语综合教程第五册)
『日語総合教程第五冊』第5課『木の葉の魚』では、「目を丸くする」「目を凝らす」「目掛ける」など「目」で始まるいくつかの新出語彙があります。
問題
まずは問題です。( )内に入れるのに適当なものを選んでください。
1.~4.から適当なものを選んで番号でこたえてください。
(1)来月中旬を目処(目途)に仕上げてください。
1.めと 2.めど 3.もくど 4.めず
(2)その件に関しては、( )検討中です。
1.目下 2.目先 3.目安 4.目方
(3)( )の利益ばかり考えないでもっと長期的に物事を捉えてください。
1.足場 2.手中 3.目先 4.背後
(4)女優の中でも、彼女は特に( )美しい女性です。
1.目を疑う 2.目に浮かぶ 3.目が回る 4.目を引く
(5)彼はそれを聞いたとたん( )驚きの声をあげた。
1.顔を立てて 2.口が滑って 3.目を丸くして 4.鼻をかけて
(6)若い頃から、名画を鑑賞してきたので絵に関しては( )つもりだ。
1.目が高い 2.目がさえている 3.目が肥えている 4.目が届く
(7)駅までは( )だから、この程度の雨なら傘なしでも大丈夫さ。
1.目と口の先 2.目と耳の先 3.目と目の先 4.目と鼻の先
(8)先生の解説を聞いて( )思いだった。
1.目から蓋が外れる 2.目からウロコが落ちる
3.目から鼻に抜ける 4.目から腫れが引く
解答:(1)2、(2)1、(3)3、(4)4、(5)3、(6)3、(7)4、(8)2
名詞
- 日本語能力試験N1合格の目処が立った。
- 目下のところ、詳細は分かっていない。(もっか)
- 彼は目下の者から慕われる性格だ。(めした)
- 何時間勉強すれば、日本語が話せるようになるかという目安が必要だ。
- 目先の利益だけを求めていてはジリ貧になる。
- 著名な教授を目当てに、その大学を受験する高校生もいる。
- 昔はお味噌は目方で売ってたんですよ。
形容詞、動詞
- 目まぐるしく変化する技術動向についていけない。
- 彼女は今学期、目覚ましい進歩を遂げた。
- 的を目掛けて矢を放つ。
- 年をとると夜明け前に目覚めることが多くなるらしい。
- 目くるめくばかりの黄金の輝きにつつまれた。
目が~
- 明日早いというのに目がさえて眠れない。
- 映画を年間100本以上見る彼女は目が肥えていて細部の演出にも気がつく。
- 「さすがお客様、お目が高い!」
- 学期始めは目が回る忙しさだ。
- 40人も学生がいると隅々まで目が届かない。
目を~
- 彼女の変貌ぶりには誰もが目を疑った。
- 突然告白されて彼女は目を丸くした。
- 彼は目を見張る進歩を遂げた。
- 今回は目をつぶっておくが、今度やったら許さないぞ。
- 落としたコンタクトレンズを目を皿のようにして探す。
- 暗闇の中で、音のする方向に目を凝らした。
- ちょっと目を離したすきにいなくなってしまった。
- 彼女の目を引く服装は見失いようがない。
「目に~」「目も~」
- 今学期の成績は目も当てられない結果に終わってしまった。
- 母親の怒った顔が目に浮かぶようだ。
ことわざ「目~」
- 風姿花伝を読んで目からうろこが落ちる思いだった。
- いくら口でごまかしても目は口ほどにものを言うからすぐにばれるよ。
- 会社まで目と鼻の先のところに住むのも考えものだよ。
- 目の上のたん瘤だった老害部長が退職して、ついに私の時代が来た。
以上、新日本語能力考試考前対策N1語彙(世界図書出版北京公司)、キクタン日本語能力試験N1(アルク社)などを参考にしました。
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