「~であれ」「~といい」「~だの」「~なり」〔N1文法〕

「であれ」「といい」「だの」「なり」

「~であれ~であれ」「~といい~といい」「~だの~だの」「~なり~なり」、まぎらわしい例示表現の使い方について整理しましょう。

問題

まずは問題です。(     )内に入れるのに適当なものを選んでください。

(1)彼女は表情(    )、しぐさ(    )、お母さんにそっくりだ。
  1.であれ/であれ          2.といい/といい
  3.としても/としても      4.であっても/であっても
(2)男(    )、女(    )、能力があれば採用します。
  1.だの/だの         2.といい/といい
       3.であれ/であれ       4.やら/やら 
(3)出発まで2時間ありますので、買い物する(    )お茶を飲む(    )
    自由に過ごしてください。
  1.なり/なり         2.やら/やら 
  3.でも/でも         4.であれ/であれ
(4)雨(   )、風(   )、昨夜の天気は大荒れでした。
  1.なり/なり           2.といい/といい  
  3.であれ/であれ         4.だの/だの
(5)過度の飲酒は、肝臓(   )、すい臓(   )にダメージを与える。
  1.といい/といい          2.なり/なり  
  3.であれ/であれ          4.といわず/といわず
(6)会議中(    )、食事中(    )、彼女から連絡あれば知らせるように。
  1.といい/といい         2.だの/だの  
  3.なり/なり           4.であれ/であれ
(7)勉強しろ(    )、早く寝ろ(    )母は本当にうるさい。
  1.だの/だの           2.と言えば/と言えば  
  3.なり/なり           4.といい/といい(7)勉強しろ
(8)この家は、広さ(    )、便利さ(    )以前よりかなり良い。
  1.では/では           2.だの/だの  
  3.といい/といい         4.として/として

回答は本記事の末尾にあります

~といい~といい

彼女は表情(といい)、しぐさ(といい)、お母さんにそっくりだ。
「といい」

~であれ~であれ

男(であれ)、女(であれ)、能力があれば採用します。
「であれ」

~なり~なり

出発まで2時間ありますので、買い物する(なり)お茶を飲む(なり) 自由に過ごしてください。
「なり」

~だの~だの

雨(だの)、風(だの)、昨夜の天気は大荒れでした。
「だの」

問題のこたえ

(1)2,(2)3,(3)1,(4)4,(5)2,(6)4,(7)1,(8)3

以上、増補版パターンで学ぶ日本語能力試験N1文法問題集(Jリサーチ出版)を参考にさせていただきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました