「しゃがむ」「蹲る」「屈む」の違い

「しゃがむ」「蹲る」「屈む」

「しゃがむ」「蹲る」「屈む」の違いについて考えましょう。

問題

 「しゃがむ」「蹲る」「屈む」のいずれか最適なものを必要なら変形して入れてください。解答は本記事の最後にあります。

  1. お母さんにられた女の子は暗い部屋の隅で(    )っていた。
  2. その場に(    )姿勢はヤンキー座りと呼ばれている。
  3. 腰を落として(    )、子どもと同じ視線の高さで会話することが大切だ。
  4. 不合格と知ったその瞬間、その場に(    )ってしまった。
  5. 立ったり(    )だりの運動はけっこう疲れる。
  6. 高齢になると腰が(    )がちになる。

「しゃがむ」「蹲る」「屈む」

 この三つに関しては、辞書の説明でもその違いがはっきり分かります。

「しゃがむ」:腰を落とし、膝を曲げ、尻を下げた格好をする。
「蹲る(うずくまる)」:しゃがんで、からだ全体をまるく小さくする。
「屈む(かがむ)」:腰のあたりから上を前に曲げた姿勢になる。
(以上、三省堂国語辞典第8版による)

「しゃがむ」「蹲る」「屈む」の具体動作

 以下に図示します。

「しゃがむ」「蹲る」「屈む」図示

「しゃがむ」は尻を落とす動作、「蹲る(うずくまる)」はさらに体全体を丸める動作、「屈む」は「屈」の字からも想像できるように体を曲げる動作です。
「蹲る」は「身体を丸くしてしまうような状況というのは、あまり良い状況ではないので、落胆や体調不良のようなケースによく用いられます」
  • 絶望のあまり、その場に蹲ってしまった。
  • 突然の複数に襲われ、両手をお腹に当ててその場に蹲った。

問題の解答

1.蹲、2.しゃがむ、3.屈み、4.蹲、5.しゃがん、6.屈み

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