「ねだる」「せがむ」「せびる」の違いについて考えます。
「ねだる」「せがむ」「せびる」
相手に何かを要求します。「ねだる」は「相手の好意に甘えて要求」、「せがむ」は「主として目上の人に強く、行動を促す」、「せびる」は「相手との関わりをいいことに無理に要求する」というニュアンスの違いがあります。
違いがわかる例文
- 子どもが母親におもちゃをねだっている。〔素直にモノを要求、甘えている感じ〕
- 子どもが泣きながらおもちゃを買ってくれとせがんだ。〔強く行動を促す感じ〕
- 高校生の息子がゲームセンターで遊ぶ金を親にせびる。〔無理に要求、不快〕
- 彼女が彼氏に「ちょっとだけお金貸して」とねだった。〔 頼み込む、甘えた感じ〕
- 彼は親に「どうしても必要なんだ」とせがんでお金を借りた。〔切実な思いで何度も頼む〕
- 知人が給料日前だからといって、強引に金をせびってきた。〔厚かましく、しつこい印象、不快〕
「ねだる」「せがむ」「せびる」違いまとめ
以上、違いをまとめます。

「ねだる」「せがむ」「せびる」違い
「ねだる」「せがむ」「せびる」用法上の違いまとめ
用法上の違いは以下のようになります。

「ねだる」「せがむ」「せびる」用法まとめ
以上、使い方の分かる類語例解辞典 小学館、正しい言葉遣いのための似た言葉使い分け辞典 類語研究会編 創拓社出版、などを参考にしました。
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